愛しきものたち

石仏、民家街並み、勧請縄、棚田景観、寺社、旧跡などが中心です。

宇陀市室生下田口 三郎岳の磨崖仏

2013年03月28日 | 石仏:奈良

石友さんに教えられ行ってきた磨崖仏・・・・・、思わず室生の奥で素晴らしい山里の景観にも出遭うことが出来ました。

<車窓から見える元上田口>

県道28号線で室生寺を越えると暫く山中を走り目の前が開けて室生田口の里・・・、このあたりまで来ると正しく鄙びた山間集落、まるで日本の原風景のような景観に出逢う事が出来る。

元田口入口で県道と岐れ林道へ、元上田口の集落を越え、その奥にある石割集落へと入る。

石割集落は明治になって新しく開拓された小さな集落、周りを棚田に囲まれ、わずか五軒ばかりの家が建つ。

<この建物が宿坊跡だとか??>

民家脇から北方、三郎岳にに登る登山道が有り、この山中に在る明開寺奥の院のまだその上・・・・、大きな岩壁四ヶ所に分かれて磨崖石仏が刻まれている。

日蓮宗石割山明開寺はこの集落が拓かれた時期に新しく出来たのであろう・・・、納得出来る寺名です。

それと相前後して刻まれた磨崖石仏は紛れもない近世石仏。

明開寺宿坊跡から登ること10分ばかし、石仏の標識があり、そのルートを辿ると・・・・

一番奥の壁面には舟形光背の中、等身大程の十一面観音菩薩立像。

良くは出来ていますがどことなく現代顔・・・・明治の中頃の造立だろうか??、当時のことを知ってる人がいても不思議は・・・、いやちょっともう無理かも??

その手前には地蔵磨崖仏。

右手には真新しい鉄製錫杖を握っています。

こちらは俗名「石割石松」と刻まれた石像。

この村の名士か開拓第一人者なのだろうか・・・・。

通路入口の岩には宗祖「日蓮」・・・深い龕の中に座って居ます。

石仏としての魅力はイマイチの磨崖ですが・・・。

撮影2011.11.7



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2 コメント

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Unknown (ぺん)
2013-03-28 14:20:51
あっはっは~、今ならもう屁でもないけどね。
昔からあのあたりの景観は好きだったけど、あそこまで入ったのは初めてでした。
多分また行くけど、今度はあの磨崖まではいかないかも・・・
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Unknown (たいしん)
2013-03-28 12:26:21
しんどいめさせましたね~
まぁ良い景色を見られたと言うことで・・・
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