JR奈良線、城陽駅下車、東へ約1km鴻巣山麓に鎮座する式内・旧府社
我が中学校の頃には1kmにも及ぶ長い参道は、まるで誰も通りはしないのでスポーツクラブの練習場に成っていたり・・・
一の鳥居はJR奈良線より少し西側、急なら街道に面して建ち・・・その昔は鬱蒼とした松や椎の並木が奥が見えないほど続いていた。
参道の突き当たり、山裾には二の鳥居・・・その奥に続く石段参道を登りきれば厳かな境内となる。
由緒板には「創祀の年代は平安時代初期と伝う。史実によれば、清和天皇の貞観元年(859)正月、従五位下の神階を授かり、延喜の制には小社に列せられる」とあるが、一説には奈良時代初期(8世紀初頭)には存在していたと思われている。
深い森に囲まれた境内中央に拝殿(入母屋造・方二間・檜皮葺)・・・
その奥、唐破風の拝所と神域内に、千鳥破風の向拝をもつ檜皮葺本殿が南面して鎮座する。
本殿は文安5年(1448・室町後期)造営で、市内に現存する最古の建物・・・ちなみに国の重要文化財に指定されている。
撮影2015/2016
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