このぐらい市街地より離れた山中なら、一軒や二軒の茅葺き屋根は残ってるだろうと出掛けてみた。
伊賀上野市街地より木津川上流域の一つ、「服部川」沿いに走るR163を遡る事約30分、更に旧大山田村と青山町を結ぶ県道2号線で馬野川を遡る事約5分、深い谷間に拓けた馬野に着く。
こんな山奥の鄙びた集落にも茅葺き屋根は残っていなかった、真新しく覆い懸けをしたように見える屋根も有り・・・・・遅きにしした感は否めない。
しかし、たとえ覆い懸け屋根にせよ、この景観は鄙びた山間集落ならではの佇まい。
こんな景観も、そう遠くない将来にはきっと見れなく成ってしまうに違い無い。
ここは伊賀山中のかくれ里・・・・覆い屋は懸けられても伊賀式箱棟が誇らしげに残っている。
撮影2013.5.5