あの光明皇后が開基、国分尼寺の総本山として君臨した法華寺(法華滅罪之寺)に移築された旧東谷家住宅。
平城宮阯の東外れ、法華寺集落の中心に伽藍が有り、その本堂背後に光月亭と名付けられた茅葺き民家がある。
この民家は元、大和高原東端域の旧月ヶ瀬村月瀬にあった東谷家住宅を移築再建し、現在では同寺の客間的に利用され、法事の振る舞いや総代会、茶室の控えなどとして使われている。
東谷家は地域の庄屋を務めた家柄ですが、簡素で深い寄せ棟葺き下ろしの茅葺き屋根、大和高原域を代表する農家住宅です。
現在奈良県の文化財に指定されている。
撮影2014.1.4
もうこんな葺き降ろしの民家は滅多に見れなく成りましたもんね。
茅葺きの必要性があるんやろか?・・茫然。
瓦葺き下屋部分のない、イッパツ茅葺き下しの、
今回の大和高原タイプの方がほっこりできます。
軒の出が深くて軒先の低い茅葺下しが、この家
の柔らかくもキリッとした雰囲気を作っているよう
です。貸し別荘でいいから、こんな家に住んでみ
たいなぁ。