宇治茶の主産地、和束町のなだらかな山斜面を埋め尽くす様に広がる新緑の茶畑。
我が家から一山越えた和束町は、往時恭仁京時代には信楽宮や大津京への道筋に当たり、悠久の歴史を秘めた山里。
そんな歴史濃い山里を埋め尽くすかのように、茶畑が山並みを埋め尽くしている。
萌え立つばかり・・・、新緑の茶畝と空のブルーがなんとも言われぬ鮮やかなコントラストを醸し出している。
濃い緑の畝は煎茶用、遮光シートを掛けた黒い畝は多分上級玉露用・・・
もうこの山里では滅多に手摘みの茶畑が観られなくなって久しい。
手摘みするには規模が広大過ぎて茶の生育に人間の手では追いつかないのだろう・・・・。
南山城を代表する初夏の色がここにある。