愛しきものたち

石仏、民家街並み、勧請縄、棚田景観、寺社、旧跡などが中心です。

京都府 旧加茂町の茅葺き民家

2013年05月13日 | 茅葺き屋根(上懸屋含む)京都府

京都山城、旧加茂町を南北に分断する木津川右岸で見つけた茅葺き民家。

加茂町の木津川右岸域は例幣(れいへい)地区と呼ばれ、往古奈良時代の一時期、恭仁京と呼ぶ都が置かれた古い土地。

そんな山手の一角、小さな集落の入口に長屋門を持つ大屋敷が在り・・・・

立派な大和棟の茅葺き屋根が見える。

片側に長く突き出した落ち棟・・・

反対側にも落ち棟が在り、四方庇を廻し大和棟に成って居る。

しっかり現役で住まわれて居る様で手入れも行き届いて居る。

近くにはトタン懸け民家が点在していたのでここにUPしておきます。

これも大きな大和棟茅葺き民家だったろう・・・。

新しいトタン屋根なのにもう人の温もりは消えて居た。

この辺りはお茶の名産地・・・、茶畑の間に入母屋トタン懸け屋根。

トタンは懸かっていても、なかなかの風情です。

撮影2013.2.19