大和高原域から名張地域にかけて多く見る事の出来る一石六地蔵、こんな喧騒けたたましい所でお会いするとは・・・・・。
旧都祁村針は名阪国道のICとサービスエリアが設置され、その景観や生活まで一変した地域、まさか探していた墓地がインタ-チェンジのランプウエー内に在るとは・・・・・
この名阪国道が開通するまでは此処もまた他の大和高原と同じく鄙びた里山だったに違い無い。
集落から田んぼ道を行きランプウエ-を潜ると昔ながらの古い田舎墓地・・・・・・、廻りの変化で明るく開け、一列に並べられた石造物が迎えてくれる。
一列に並べられた向かって左端、頂部を山形にした花崗岩に六体地蔵を刻み出して居る。
幅1.3m、高さ80cm、下部一列に蓮華座を設け上に像高30cmばかりの六地蔵を横一列に刻み出す。
六地蔵は様式化して稚拙な感じを否めない江戸時代中期の作・・・、石仏としての価値はあまり高くないが、良い味出てます・・・。
同石造物右端に佇んでいた地蔵菩薩。
錫杖、宝珠を持たず胸で手を合わせた像高約1mの合掌地蔵。
大和にしてはローカル色の濃い石仏さんです。
撮影2011.7.30