愛しきものたち

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京田辺市 宮津の茅葺き民家

2013年05月01日 | 茅葺き屋根(上懸屋含む)京都府

京田辺市の市街地に近い宮津の旧在所に、二軒の茅葺き屋根の民家が軒を並べるように残っている。

この辺りは旧在所と言っても交通のアクセスも良く、すぐそばに幹線道路や近鉄京都線も走り、すぐそばまで新興住宅が迫っている。

集落の南外れ、大きな屋敷の立ち並ぶ中に一際目立つ大和棟の一軒。

山城で何件か見かけるスタンダードなスタイル、落棟四周の庇を棧瓦葺きで始末している。

建物自体もそう古くなさそうですが、やっぱり大和棟茅葺き屋根には特別な趣が有る。

しかしこの屋根も裏に廻るとこのようにトタンが懸けられて居る。

これも結構良く見かける姿です。

かたや隣家の茅葺き屋根は入母屋造り・・・、右奥に上記の大和棟が見える。

大きな屋敷をブロック塀と立木で囲んでいて外部からでは見渡せない。

表門は閉ざされ、留守の様だったので写真はこれだけ。

古い集落でも中々残っていない茅葺き屋根が隣同士に二軒も残っているのは稀有なことです。

撮影2013.3.3