但馬は山国、棚田はいたるところで見られるが耕作放棄や作付け作物の変更、または圃場整備などであの昔ながらの斜面に弧を描く棚田を見られるところは意外と少ない。
そんな中にあって規模はそれほど大きくないが斜面にあの独特なカーブを幾重にも描くのがこの「うへ山の棚田」です。
<集落最上部から見る対面の棚田>
大阪方面からR9号線R482号線と乗り継ぎ香美町小代(おじろ)区へと入り小代中学を越え貫田集落への脇道へと進む。
斜面に立ち並ぶ貫田集落を抜けて高度を上げていくとヘアピンのカーブから集落を過ぎ山中をどんどん上るとやがて右手道路下方一面にこの「うへ山の棚田」が見える。
休耕田はほとんどなく、よく管理され、大きく弧を描く棚田が谷に落ち込む景観は背後の山並みと調和して特に美しく「日本の棚田百選」にも選定されている
この辺りは水が豊富で伏流水も多く、日量1000トンの水が湧くと言われ、棚田は海抜500メートル辺り、3.1haに約40枚を7軒の農家が管理してる。
撮影2010.6.12