大和平野のほぼ中央にある広陵町は、馬見丘陵に代表されるわが国でも有数の古墳が集中している地域で、これらの古代遺跡をつつみこむように豊かな自然が広がり、また大阪のベッドタウンとしてニュータウンが進出、新旧がうまく調和している街のように見えます。
広陵町広瀬の曽我川川岸に鎮座する天神社には鎮守の杜を包み込むようにぐるっと長い長い勧請縄が渡されている。
この神社のすぐ横が集落への道路になっているようで、境内も道路として利用されていて、鬱蒼とした鎮守の杜というイメージは無く明るく開けたイメージの境内です。
北側入り口の縄
南側入り口の縄
天神社の綱掛けは南地区の広瀬、杉の木が午前中に、北地区の田中は午後に行なわれるようで、写真のように神社境内の回りいっぱいに綱が掛けられています。
北側の入り口と南側の入り口にある縄には、二つの藁房を左右に、真ん中には松葉を括りつけた三本の小縄を取り付けている。
勧請縄の総延長としてはかなりの長さに成ると思うがその労力を考えると頭の下がる思いで、単純にいつまでも残して欲しいとはいえないような気もする。
そんな事は無駄な心配だろうが??。
撮影2007.2.24