愛しきものたち

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旧加茂町 たかの坊地蔵

2006年12月11日 | 石仏:京都

前回紹介の ツジンドの焼け仏から、バス道を浄瑠璃寺へ向かって車を走らせると右手の一段高くなった所に西小会所があって小さな広場を前にして、小石仏が一列に並べられているのが見える。

その中で一体だけ、ひときは大きな舟形光背を背負った地蔵石仏が有って、「たかの坊地蔵」と呼ばれている。

詳しい資料が無いのでよく解りませんが、錫杖を持たない矢田型の地蔵石仏で、大きな舟形光背の中に半肉彫り、風化がかなり進んでいるのと、立っている場所も木立が生い茂って居て暗く、面相もはっきりとしません。

像高約1m、鎌倉期の像立だと言われています。

ここより少し行くと西小墓地の無縁石仏群画道路右手に見えてくる、雑木林を背負って野の仏としての風情が良いが特記すべきものは見つからない。

西小墓地の入り口には古風な五輪塔が左右に分かれて一基づつ立っているが、これは、重要文化財に指定されています。

また墓地の道路を挟んで地蔵石龕仏と銘号碑当が5~6体並んでいるのが見える。

撮影2006.12.01

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