愛しきものたち

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醒ヶ井の梅花藻(ばいかも)

2006年07月16日 | 風物:陵墓

 

昨日の土曜日、三連休の初日でも有るし、急に思い立って、滋賀県米原町に有る醒ヶ井まで梅花藻に花を見に行ってきた。

自宅からは,京滋バイパス、名神と高速道路を乗り継いで約1時間、名神米原ICを降り、国道21号線を右折、関ヶ原方面に約10分。車は醒ヶ井駅に隣接した駐車場に入れておく。

ここは、道の駅とJRの醒ヶ井駅との共有広場のようになっており、駐車料は要らない、ただし200円の協力金を求められるが応じるか応じないかは自由意志に任されている。

 

ここから徒歩10分、ここは中山道61番の醒ヶ井宿でも知られるところで、旧問屋場や資料館なども建ち並び、湧き水を源流とする清流が目指す梅花藻が自生する地蔵川。

 

 

梅花藻は五弁の小花で、キンポウゲ科の水生の多年草。一輪の大きさは1センチにも充たない小花だが、梅の花に似ていることから「梅花藻」と呼ばれています。

 

 

.清流でないと育たないと云われるだけあって、地蔵川は年中14度を保つと云う、羨ましい限りの澄んだ湧き水の川で、その清流に手をつけてみると、その冷たさに1分もつけっぱなしには、していられない。

今年は例年より水かさが高く、殆どの花は清流の中にあり、顔を出しているのは数カ所だけでしたが、いたるところで切花や清涼飲料水が浸けられ、一層涼を誘っています。

水面に花を出しているのは流れが緩やかで水量の少ない場所だけで、その多くは妖しいうつくしさの水中花、川の流れにその茎や葉とともに身を任せてゆらめく姿が幻想的で美しい。

背景に名神高速の防御壁が移りこむような交通の要所にありながらこの環境が守られているのはすばらしいことです。

撮影2006.7.15

場所はここ