奈良県東吉野村滝野集落入り口の,大きな杉の木に山道具のミニチュアが巻きつけられている。
杉の木の根元には小さな山ノ神の祠が祀られている。
ミニチュアはベニア板様の合板などがつかわれていて、確認できたものは・・・
カマ、ノコ、ナタ、クワ、オオナタ、それに何故だか魚???
多分鯛だと思われる魚・・・・。
奈良県の吉野といえば吉野杉が有名で、この辺りは、林業中心の地域なので
このように山ノ神が健在なのだろう。
さらに、ここから更に南に平野集落が在ってこの集落の入り口にも山ノ神のミニチュアの飾られた
縄が渡されている。
ここの飾り物にもやっぱり鯛と思しき魚が吊り下げられていた。
多分語呂合わせの、XXXXXしたい、XXXXに成りたい、などの意味でつかわれているものだろう。
ところで山ノ神は女性だと信じられ、機嫌を損ねてはならないと女性は、近づかないものだとされています。
妻のことをカミさんとか、山ノ神と呼ぶのは多分この辺りが出所なのかも???。
撮影2006.4.21