愛しきものたち

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湖南市 妙感寺地蔵三尊磨崖石仏

2006年07月10日 | 石仏:滋賀

滋賀県、湖南市(旧水口町)JR草津線三雲駅より山手に約2kmほどのところに妙感寺という古刹がある。

この寺は臨済宗妙心寺に縁のあるお寺で、京都妙心寺二世授翁が、ここで晩年を過ごし開基したと伝えられる寺です。

地蔵参道より見た妙感寺の佇まい。

裏山より流れる谷川沿いに約10分ほど登ると山から露出した磐を覆う、お堂が建っている。

このお堂の中に「山の地蔵」と呼ばれている地蔵磨崖石仏が信仰厚く祀られている。

お堂の正面のおおきな岩に約2mの舟形光背を彫りくぼめ、蓮華座の上に立つ像鷹1.7mの地蔵を半肉彫りにしている。

地蔵の左右には掌善、掌悪、の二童子が刻まれており、珍しい三尊形式です。

南北朝初期の形式が見られ、近江の地蔵石仏の中でも、大きさ、時代、共に貴重な石仏であると言う。

撮影2006.4.16

場所はここ。