愛しきものたち

石仏、民家街並み、勧請縄、棚田景観、寺社、旧跡などが中心です。

鳴川の勧請縄

2006年06月21日 | 勧請縄:山の神:野神:人形道祖神

生駒谷の奥深くに千光寺という古刹がある。

役行者が生駒明神の御神託によりここを拓いて小さな草堂を建てたという。

この千光寺の参道脇に細長く連なっているのが鳴川の集落で、鳴川が村の下を流れている。

集落入り口近くに鳴川の公民館があり、そのがけ下が勧請場になっていて、磨崖石仏群がある。

ここは、大きい岩壁が左右に迫る深い谷で、対岸の崖の上からは、細いながらも勢いのいい滝が落ちていて、水しぶきを上げていた。

勧請縄は、この谷を、跨ぐように滝の上部から、対岸の岩場の木立まで渡されている。

下流の椣原の勧請縄とほぼ同じ形の勧請縄で、♂のシンボルと思しき飾り物も下がっている。

毎年大晦日に掛け替えられているという。

 撮影 2006.5.21

場所はここ