地元では子安地蔵として今も信仰の厚いお地蔵さまで、光背の左右に「釈迦如来滅後2千余年 文永二二年丁卯僧実慶」とある。
釈迦なき後の末法時代に弥勒仏への救済を願って作られた地蔵石仏である。
鎌倉時代の石仏の中でも製作ねんだいの確定できる石仏として価値が高い。
国道163号線を東進すると木津川に沿って加茂町に入る。
加茂町の井平尾の交差点を左折するとやがて和束町に入る。
この道路の撰原口のバス停より山手に入る道路を登っていくとやがて撰原の集落が見えてくる。
最初十字路に、子安地蔵の標識を見つけることが出来る。
その辻を左折、左、左と取っていくとやがて民家の途絶えるところで左折、車はここまでで歩くこと5~6分で写真のような森が見えてくる。