Wein, Weib und Gesang

ワイン、女 そして歌、此れを愛しまない輩は、一生涯馬鹿者であり続ける。マルティン・ルター(1483-1546)

朝食のガチョウ脂

2022-11-25 | 料理
車中のラディオが午後のニュースを伝えていた。金曜日にバーデンバーデンに続いて支配人の古巣ドルトムントでテオドール・クレンツィス指揮ムジカエテルナの演奏会が開かれる。そのギャラをウクライナに寄付するという報道だった。文化波とは言いながらそこに音楽ニュースが入ってくるのはペトレンコがベルリナーフィルハーモニカーによって推挙されたという事以来だろう。亡くなってもそこの位置で伝えられる音楽家はドミンゴぐらいかもしれない。

印象は奇妙な感じで、自らの交響楽団に未だ君臨していることから時間稼ぎの為にもなんとか首を繋ぎたいのだろう。バーデンバーデン前後でそのロシア人演奏家のコンサートマスターなどまたテノール歌手からプーティンの為のプロパガンダをSNS等で展開するものが続出して、即出場停止となった。

そうした楽員や合唱団員の個人沙汰には関心がなく、それらを逐一質すことも無用なことである。そもそもプーティンの資金援助を受けている連中を招聘したり、催し物をするべきではない。指揮者クレンツィスもそのような支援を受けて活動しているならばこちら側では一切仕事をするべきではない。ケジメをつけるべきである。さもなくばプロパガンダ活動とされて当然である。

「ヘンゼルとグレーテル」の券が届いた。敢えて本券を送って貰った。何か嬉しいのだ。記念になる公演となるかどうかは分からない。そもそも家族向け公演だからがさがさしているだろう。それでも嬉しいと思うのは券の売れ方である。一部のクラスでは一桁の数しか残席が無くなっている。それも私が購入したのと同じ価格帯で75ユーロから58を挟んで42ユーロ迄が売れ筋だ。理由ははっきりしていて18歳以下の子供は一律10ユーロなので、親がそれ相応の席を購入して隣をとなるからだ。親子二人で90とか55ユーロとかになる。勿論視界のいい席を購入して、悪い席や立ち見は売れていない。一方最高価格の102もその下の90ユーロもなかなか売れないようだ。同じ傾向の高額券の回避は並行上演中の「ローエングリン」にもあるのだが、そちらは立ち見など安いところは売り切れに近い。

寒くなってきたので、篭り部屋までのヒーターのガス抜きをした。お陰でリヴィングの温度も若干上がるようになってきた。これで篭り部屋に移っても最低の暖房は効く。ボイラーだけでなく弁も新しくなったので、水の流れが喧しかったりするので上手く調整していかないと駄目だ。先ずは十分なお湯が流れて欲しい。

冷蔵庫の掃除もほぼ終わり、シャワー廻りも終わった。篭り部屋の掃除が済めば、ぼちぼちの移動可能となった。ベットも冬用に暖かいシーツ類に替えたい。夜中に足が寒くて何度も目が覚めた。

日没も16時半なので一っ走りするのに早めに出かけなければいけなかった。右足は未だ完ぺきではないが、力を入れられる様になって痒みも緩くなった。走る回数も距離も平常に戻せそうである。二週間だけは運動量を落としたことになる。

朝食にも色々な脂物を購入してパンに塗って温まる。まるでエスキモーの様である。



参照:
11月の古い鎮魂歌 2022-11-23 | 暦
聖マルティンを越えて 2022-11-21 | 暦

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