Wein, Weib und Gesang

ワイン、女 そして歌、此れを愛しまない輩は、一生涯馬鹿者であり続ける。マルティン・ルター(1483-1546)

乾燥して爽快な水曜の晩

2012-07-21 | 
水曜日は夕方から日暮れまで岩場で楽しんだ。気温は三十度に近かったが、乾燥して風が強くとても心地よく、汗も殆ど感じなかった。最高のスポーツ日和であった。矢張り石切り場とは異なり形状のみならず手掛かり足掛かりが自然の造形で多様多種であってとても面白い。

丁度一月前に案内して貰ったルートを今度は相棒を案内したのだが、その前に新しいルートを試してみた。割れ目を攀じるルートなので、途中に全くハーケンも何もない。だから全てを移動式の楔で中間支点を設置していなければならない。割れ目自体は細い部分は楔に使えるのだが、腕の入るような場所では大き過ぎて使えない。それでも十二分に支点を取ることが出来て満足であった。

しくじっても怪我をしないぐらいには設置できた。その難易度からして登るよりも楔を設置するのに腕力やバランスを必要とすることが多かったので、これまた楔設置の良い練習が出来た。岩登りは登ることよりも支点を設置する方が難しいことも少なくないので練習しなければいけないのである。

石切り場で登っている場所からすると全く容易な場所であるにも拘らず、足にも腕にも全身に疲れが残っていることを考えれば、当日の全登攀高度と距離からして当然と言えばそれまでなのだが、やはり支点の設置にも体力を使ったことになる。

寧ろより難しい困難度の前回に登ったルートの方が二箇所ハーケンがあり、当日の乾いたコンディションからとても容易に登れて、割れ目とは比較にならないぐらい楽であった。やはり摩擦登攀には乾燥していることが何よりもである。

割れ目の登攀を終えて相棒を確保しようとしたら、先月購入したHMSカラビナがなぜか滑り落ちて割れ目の奥へと消えていった。まだまだ新しいのに残念と悔やんだが、怪我や転落とは比較にならない。少々の損失に嘆く必要はない。そこの岩場の開拓者に落としたことを伝えると、「それは良かった、誰も手出しが出来ないから」といつも同様の冗談が戻ってくる。なるほどメーカーや業界にとっては売り上げが増えることしか意味しない。



参照:
学歴のある奴か失業者 2012-06-29 | 生活
泣きべそで「この豚!」 2012-07-09 | アウトドーア・環境

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