
情報量の増加は、ネットが齎した最大の特徴である。それは世界中から中継されているWEBCAMSも同じである。咋9月5日にオーストリーアルプスで起きた9人死亡の氷河スキー場のゴンドラ事故もそうであった。
世界的に有名なオッツタールのゾーデンで午後の二時ごろに事故が発生した。第一報は、発生後15分も立たないうちに世界中に流された。偶々、RSSリーダーを調べていたので、早速同スキー場のWEBCAMSを覗くと救助作業中であろうヘリコプターの飛び交うのが確認出来た。流石にインターアクティヴのカメラ操作で救助作業そのものは見れなかった。カメラは事故の起きたゴンドラの頂上駅の柱の上に付いている物であった。
工事現場へと資材を運ぶヘリコプターが750KGと言われているコンクリートブロックを空から落とし、それがゴンドラに直撃して、ゴンドラは50M下の氷河の上へと滑落、他のゴンドラに乗っていた者も激しい揺れに外へ投げ出されたと言われている。カールスルーエから夏の合宿に来ていたグループの大人3人子供6人が犠牲者となった。
ゾーデンのスキーリゾートは、通年スキー場であるだけでなく毎年早い時期にアルペンスキーワールドカップの試合が組まれ、ボーダーやスキーヤーには御馴染である。それにしても昨今の設備の増築による拡大は甚だしかった。数年前までは、氷河スキー場へは車で行かなければならなかったのが、今では全てが町の中から繋がって、町外れの違う谷筋からでもスキーを履いたまま移動出来る。欧州で最も発達したスキー場となっている。
今回の事故は、昨年の秋に矢張り同じ場所で起こった吹雪の中のゴンドラ救助劇共々、管理体制が過剰な設備投資に追いつけなかった事が遠因しているようである。スキー場の事故は、飲酒後の骨折や立ち入り禁止場所での雪崩などの本人に起因する例も多いが、過剰な開発も絶えず事故の原因となる。
アルプスで起きたゴンドラ事故としては、南チロルでカヴァレーゼで起きた1976年の42人の犠牲者に続いて、1998年2月4日に米軍機のロープ切断事故で20人が犠牲になって以来の大事故となった。そして、2000年11月11日のカプランの氷河急行ケーブルカー火災での155人の犠牲者が思い起こされる。当時もそこへと出かけることも考えていただけに、他人事ではなかったのを思い出す。
今回の事故でも、落下した次のゴンドラに乗っていて命拾いした女の子は、昨年の救助騒ぎの時にザイルで懸垂下降をしたというから、いつも同じような顔ぶれの熱心なスキーヤーが訪れているのだろう。
世界的に有名なオッツタールのゾーデンで午後の二時ごろに事故が発生した。第一報は、発生後15分も立たないうちに世界中に流された。偶々、RSSリーダーを調べていたので、早速同スキー場のWEBCAMSを覗くと救助作業中であろうヘリコプターの飛び交うのが確認出来た。流石にインターアクティヴのカメラ操作で救助作業そのものは見れなかった。カメラは事故の起きたゴンドラの頂上駅の柱の上に付いている物であった。
工事現場へと資材を運ぶヘリコプターが750KGと言われているコンクリートブロックを空から落とし、それがゴンドラに直撃して、ゴンドラは50M下の氷河の上へと滑落、他のゴンドラに乗っていた者も激しい揺れに外へ投げ出されたと言われている。カールスルーエから夏の合宿に来ていたグループの大人3人子供6人が犠牲者となった。
ゾーデンのスキーリゾートは、通年スキー場であるだけでなく毎年早い時期にアルペンスキーワールドカップの試合が組まれ、ボーダーやスキーヤーには御馴染である。それにしても昨今の設備の増築による拡大は甚だしかった。数年前までは、氷河スキー場へは車で行かなければならなかったのが、今では全てが町の中から繋がって、町外れの違う谷筋からでもスキーを履いたまま移動出来る。欧州で最も発達したスキー場となっている。
今回の事故は、昨年の秋に矢張り同じ場所で起こった吹雪の中のゴンドラ救助劇共々、管理体制が過剰な設備投資に追いつけなかった事が遠因しているようである。スキー場の事故は、飲酒後の骨折や立ち入り禁止場所での雪崩などの本人に起因する例も多いが、過剰な開発も絶えず事故の原因となる。
アルプスで起きたゴンドラ事故としては、南チロルでカヴァレーゼで起きた1976年の42人の犠牲者に続いて、1998年2月4日に米軍機のロープ切断事故で20人が犠牲になって以来の大事故となった。そして、2000年11月11日のカプランの氷河急行ケーブルカー火災での155人の犠牲者が思い起こされる。当時もそこへと出かけることも考えていただけに、他人事ではなかったのを思い出す。
今回の事故でも、落下した次のゴンドラに乗っていて命拾いした女の子は、昨年の救助騒ぎの時にザイルで懸垂下降をしたというから、いつも同じような顔ぶれの熱心なスキーヤーが訪れているのだろう。
昨年、今年と2度も事故に遭われて助かったお嬢さんは、強運の持ち主と言うべきか、それとも運が悪いというべきか、どちらでしょう。
どちらにせよ、悪い思い出をひきずらずに生きてほしいと思います。
事故に遭うのも全くの偶然ではなくてその可能性を高くしていたのは確かでしょう。勿論お気の毒で不運としか云いようはありません。シーズンの本格営業への保守作業前などと、多くの危険要素があるようです。今回の工事作業もそうですね。事故は、人為的な要素が必ず関わっているからです。
既に他の設備は動いて、営業再開しているようです。スキー場側は責任を全面否定しているようです。
閑散期の営業中に建設工事をしている事は良くあるのですが、動かしながらの工事は裁判の焦点になるでしょう。ヘリコプターのパイロットも責任を否定しています。搬送のフックの電子制御が壊れ、建材が落ちたと語っているようです。