Wein, Weib und Gesang

ワイン、女 そして歌、此れを愛しまない輩は、一生涯馬鹿者であり続ける。マルティン・ルター(1483-1546)

アウトバーンでの予知力

2004-12-27 | テクニック
自動車の自動走行システムについて再三伝えられて久しい。例えばシュトゥットガルトのシステムなども着々と完成へと向かっている。アウトバーンの両脇に無線信号灯を設置して運転手は居眠りしながらも目的地に安全に付くシステムが考案されている。前後の車間を保つシステムは自動巡航システムとして、衝突までの行程を逆算したプリセーフシステムも既に実用化しているのは承知のとおりである。これら汎用技術は、完全自動走行システムの重要な部分となる。上の信号灯システムは正しくバーンを走行するためのパイロットシステムで、それに加わるのが重要な予知システムである。アウトバーンを走るとき、この予知能力は大変重要である。

予知とは、そもそも人間の直感を云う。我々はこれを占い師からではなく自動車学校で習う。有り得るべき状況の予測である。教練書に載っていた「危険な状況の絵」を思い浮かべれば十分である。そしてこの状況は一刻一刻と「もっともらしい結論」へと向かって突き進む。例えば、アウトバーンの場合、走行車線を走る車が追い越し車線側へ少しずれた時、運転手は其の方向を見ている可能性が高い。後ろから見ると運転手の首は其の方向に向いている。「ミラーを見たのかもしれない。」、「対向車線に気に入った車を見つけたのかもしれない。」、「食べようとした飴を落としたのかもしれない。」、「助手席の女性の小言に耳を背けたのかもしれない。」、「居眠りをしているのかもしれない。」と様々である。しかし次の瞬間にはもっと状況は明らかになる。方向指示器が故障している可能性もある。この運転手が方向指示器を出さずに車線変更する可能性はきわめて高い。

こうした状況を経験を積んだ運転手は一瞬に把握する。先入観なく観察出来れば、全ての状況は脳で正しく計算されていく。これが直感と云われるものであり、これなくしては100キロ以上の速度差を持って二メートル横の走行車線の車を追い抜き去る事は出来ない。

この状況を確率論でコンピューターに可能性を計算させるのが予知システムである。確率は絶えず新しい情報で計算され直すので限りなく100%に近づく。理論的には既に50年以上前に完成している。ただ様々な状況の分析が未だに不十分なのであろう。

未来には全て過去が連続して存在している。この理論を利用すれば未来が十分予知出来るのである。しかし自然の活動とその兆候さえ十分に観察出来ていない。同様に人の創造力と云うものも十分に予想出来ないものなのである。



コメント (14)   トラックバック (2)   この記事についてブログを書く
« ワイン醸造蔵での問答 | トップ | グリュエール/La Gruyere »
最近の画像もっと見る

14 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
TBをありがとうございます (BUBU)
2004-12-28 06:59:39
Pfalzerweinさん、はじめまして。TBをありがとうございます。

ほんと、人間の体ってよくできてますよね。今日も2時間ほどアウトバーンを走って帰ってきましたが、それなりに疲れました。肉体的には何ともないのですが、脳は一生懸命に仕事をしていたんですね。

これからもよろしくお願いします。
こんにちは。 (まゆみ)
2004-12-28 10:08:37
30分も運転すると眠くなるわたし、、、。

居眠りしても目的地に安全にたどりつけるなら、

わたしでもアウトバーン走行できそう!?
月夜の爆撃機 (prideman)
2004-12-28 15:25:40
TBありがとうございました。

日本の高速道路はバイクの走行自体、想定されてないですからね……(笑)。

そうですね、予知能力は大切ですね。

年末年始、安全運転を心掛けたいもんです。
暗くて、ぼんやりして、温まると (pfaelzerwein)
2004-12-28 17:59:35
まゆみさん、コメントありがとうございます。暗くて、視界がぼんやりして、車の中が温まると、直ぐ眠くなりますね。私が全自動システム一番欲しいです。

路面状況 (pfaelzerwein)
2004-12-28 18:25:30
pridemanさん、コメント有難うございます。私も今でも二輪一台欲しいと思っています。しかし半リッター車でも高価なのと冬は凍結等危険で期間限定(半年登録出来る)なので実現難しいです。夏は其の分路面状況が良いのですが、大抵は風圧と戦う事になるのできつそうです。と云う訳で、夏はオフロードから全て盛んですが、冬は殆んど二輪車を見ることはありません。お互い、安全運転を心がけましょう。



こんばんわー (蒼衣)
2004-12-28 19:28:04
TBありがとうございました!

アウトバーンはいつか走ってみたいなーなんて憧れがあったりします。まあまずは車の免許とらねば始まらないんですけどね(笑)
羨ましい… (naipi)
2004-12-29 00:41:58
アウトバーン、走りたいですう。

でも予知能力は皆無かも。

過去に、買って十日目のルーテシアバカラ(フランスではクリオと言いましたか?)を、ダンプに横から激突されたり、(当然オシャカ)やはり新車1000km走行くらいのランチアV6を、なんとパトカーと正面衝突させたり(これもオシャカ)というおバカな歴史を持っているので、もし走れたとしても高速走行はやめておきます。

予知能力は無いので、天変地異の予兆もわからない体質。最後のその日まできっと幸せに暮らせるはずだわ…。



blogで拝見の予知システムを使えば少し予測寿命は延びそうかもですね。



確率論…はて、ブラックアンドショールズ式のようなデリバティブ理論を駆使しているのでしょうか。面白そうですね。もっと知りたいです。
thank you (nobgonia)
2004-12-29 02:34:29
TBありがとうございました~

楽しくblogを拝見させていただきました。
貴重なデータ。 (pfaelzerwein)
2004-12-29 07:15:34
naipiさん、予知能力が無いわけではないと思うのですが、何かが邪魔をしていますね。パトカーに衝突するのは余程視角に入っていたのではないでしょうか。横からダンプは全然見えていなかったのでしょうが。クリオは、結構横からも強いですよね。貴重なデータになったことでしょう。

経済は分からないのですが、要は上から条件を微分して行くので、このデリバティブ理論も同じ基本から導き出されている筈です。
TBどーもです (bigflag)
2004-12-29 22:54:02
かなり強引なTBでしたが(笑

暇な時にでも、また覗いて下さい♪

コメントを投稿

テクニック」カテゴリの最新記事

関連するみんなの記事

2 トラックバック

パリサロン (徒然ウォッチング)
22日の続きです。パリモーターショーを見に行くのだと勇んで出国した友人が、何をふらふらやっていたのか、会期終わって2ヶ月も経った先日、漸く帰国したようで先日報告メイルがきてました。チケット期限ギリギリまで現地にいたようです。(なんかいいことあったみたい) 自
工具 (さいた さいた 斎田支配人の「咲いた手帖」)
どうも、斎田です。 渋谷を歩いていたらこんなものに出くわしました。 2mほどある大きな電動ドリルです。機械工具メーカBOSCHのショールームにあった物で隣の銅像は同社を創業したRobert Bocsh氏。日本ではマキタや日立工機などが有名ですがBOSCHは工業の国ドイツの生ま