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Wein, Weib und Gesang

ワイン、女 そして歌、此れを愛しまない輩は、一生涯馬鹿者であり続ける。マルティン・ルター(1483-1546)

開けていられなかった目

2023-06-23 | 生活
眼の奥に圧迫感を感じることはある。しかしどちらかというとトレーニングのように感じるのは視界が効くためか。幾ら凝っても凝視する方向で焦点が合うだけなので気分は悪くならない。更に裸眼で何かを読んでもその差に眩暈することも無くなった。一週間経過していないが、眼の下の隈は取れる方向にある。眼鏡が合わなくなってから極端になっていた。これだけでもとても健康的だ。それからすれば眼の神経も無理していた分を解してやりたいとも思う。ただ一つ鼻当ての感じがもう一つしっくりとこない。ティタン枠と同じコーティングのものが使われていて、通常のシリコン感がないのでどうしても当たりが馴染まない。取り外しは出来るのだが、もう少し様子を見て追い詰めてみてもいいと思う。前回の時に若干当たり方を調整したようだが、それほど変わってはいない。

忘れていたのだが、来週末は先ずはメトロポリタンオペラ座のガラ公演がバーデンバーデンで開かれる。昨年日本で予定されていたそのもののプログラムでベルリオーズのプログラムである。なにかお勉強することがあればと思う。幻想交響曲は生で聴いたことがあるのは間違いないがよく思い出せない。前半の歌曲がお楽しみで、少なくともラトル指揮の「ファウストの業罰」の音響はえもいわれぬものだった。ああいう音響はペトレンコ指揮では聴けないかもしれない。歌手のディドナートは昨夏の「冬の旅」で堪能したが、今度は昨夏同様フランコカナディアンのネゼセガンの伴奏で本格的なものを期待したい。

参考に日本で評価の高いカムブレラン指揮の録音でベルリオーズの歌曲集を鳴らす。流石に素晴らしい音響を当時手兵のSWR交響楽団から引き出している。ラトル指揮で経験しているので、一体どのような音響が管弦楽法から得られるかは分かっているのでその見事さはよく分かる。同時にこの指揮者の指揮は全体のコンテクストが全く見えてこないのでその歌詞などに頼るしかないという何度も経験したオペラでの指揮と全く変わらない。

時間があったのでYouTubeに先日の「アシジの聖フランシスコ」初日の拍手と序に復活祭「影の無い女」の拍手などをアップしておいた。前者は木曜日に第二回目の上演があるのでSWRが収録する前にもざっと様子だけでも紹介しておこうと思った。後者も既にTV中継放映はなされていてオンデマンドとなっているのだが、こちらの三日目の収録が主体とはなっていても、映像だけは他日の素材が編集に使われていると思われる。しかし細かなそれは現時点ではよく分からない。

映像を観て思い出すのは強烈な眠気である。眼鏡の調子が悪かったこともあるが、空気が悪くライトに照らされると堪らなかった。舞台のライトの問題は知っているが直接に当っているつもりはなくてもあれだけやられるとは思わなかった。まさしく影が出来る所に苦しみがあるのだった。
Die Frau ohne Schatten, So., 9.4.23, Festspielhaus Baden-Baden




参照:
原罪のエクスタシー 2023-04-16 | 文化一般
金を取れるということは 2021-07-06 | 女
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