Wein, Weib und Gesang

ワイン、女 そして歌、此れを愛しまない輩は、一生涯馬鹿者であり続ける。マルティン・ルター(1483-1546)

エルサレムへの入城

2011-04-16 | 
ヨゼフ・ラッツィンガー教授通称名ベネディクト十六世著「ナザレのイエス」の第二巻を購入した。到底容易に吟味出来ないが、第一巻と比べても読み応えがありそうだ。前巻に続いて「エルサレムへの入城」から「イエスの死から復活」が扱われている。

先ずはその目次を一覧しておく。

「なんとか協力をもって約束通り出版へと漕ぎ着けた」と2010年4月25日「聖マルコスの日」の日付のある前口上に続いて、第一章「エルサレムへの入城」で「入城」と「寺の浄化」が語られる。

要するに「棕櫚の日曜日」に纏わる話で、ヨハネの福音から、2.13-25、6.4、12.1、13,1、12.11、14.23が取り上げられて、マタイの20.29、21,7、21.10やマルコの10.13-16、10.46、10.47、48-52、11.9、11.13にも触れる。

「寺の浄化」では、主にマルコの福音が扱われていて、11.15、11.17、が、他の参考文献としてエドアルト・シュヴァイツァーの引用や賛歌、旧約が読まれる。(続く)
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死ぬも地獄、生きるも地獄

2011-04-16 | 文学・思想
今朝はじめて、「最初の時点で突入作戦が必要だった」と気が付いて、その後身震いがして、そして確信した。原発は非人道的なものだと。少なくとも先日のラジオの公開座談会ではないが、ドイツのそれは理に適っている政策であるが、日本の「地震を待ちながらの原発推進は低能の遣ること」だと。

知能程度では済まなくなっている。少なくとも一方には推進のグループが居り好い加減な情報を流し続けている。福島の関係者やまた広範囲に渡る住民にとっては、死ぬも地獄、生きるも地獄となりそうである。決死の突入隊の判断は、津波救助のこともあって決断が出来なかったとしても、こうした状況は想定内であって、まさにカール・シュミットの「絶体絶命の決断の原理」が指す超司法処置が取られるべきだったのだ。自衛隊のようなそんな腰抜けのおもちゃの軍隊で駄目ならば、原発発電所や納入メーカーがそうした決死隊を準備しておくべきなのだ。

今回の事故が中国で起きていたならば、死刑囚に作業をやらせていたかも知れない。自らのことならば米軍が自らの手で片付けただろう。要するに原発などは日本人が玩具にするような小市民的なものでは一切ないのだ。

今後議論が繰り広げられる原発を巡る攻防にて、是が非でも原発を推進させようとする者はその素性を明らかにすべきなのである。そのような宣言無しに何かを語ろうとする者の推測や意見などを一切信じてはならない。日本人は、そうした非人間的で小汚らしい営みこそが原発であることを肝に銘じておくのが良い。それでも原発を利用しなければならないとすれば、それなりの根拠が求められる。



参照:
死んだ方が良い法秩序 2007-11-21 | 歴史・時事
キルヒホッフ税制の法則 2006-12-24マスメディア批評
痴漢といふ愛国行為 2007-11-26 | 雑感
なぜ頭巾先生は駄目? 2008-12-20 | 文学・思想
芸能人の高額報酬を叱責 2007-12-28 | マスメディア批評
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