足利氏館に隣接して足利学校があります。
足利学校の成立には諸説あります。
8世紀に下毛野国(のちの下野国)の 国府に併設して国学がおかれたのが始まりとする説。
839(承和6)年ごろに小野篁(おののたかむら)によって創設されたという説などが有力です。
いずれにしろ鎌倉時代から江戸時代初期にかけて、国内有数の高等教育機関であり、フランシスコ・ザビエルにして「日本国中最も大にして最も有名な坂東のアカデミー」といわしめた存在であったようです。
入徳門
第一の門で「入徳」と書かれた扁額が掲げられています。
少し進み、「学校」と書かれた学校門をくぐります。
さらに行くと杏壇門
杏壇とは、孔子が杏の木が植えられたところで弟子達を教えたことに由来しているそうです。
三つの門をくぐり孔子廟に到達。
孔子像
足利学校教育の中心は儒学でした。
さらに、易学、兵学、医学にも力を入れており。
戦国時代には、足利学校の出身者といえば軍師として期待されたそうです。
その傍らには、足利学校の創設者といわれている小野篁の像が鎮座していました。
孔子廟東には方丈とよばれる建物があります。
講義や学習、学校行事や接客のための座敷として使用されたところと説明されています。
要するに校舎ですね。
方丈の南には庭園があり、
北にもつくられていました。
足利学校の学費は無料、
入学は僧に限られていましたが、学校に入るために僧籍を借り、卒業とともに返上することも行われていたようです。
学生は、北は奥羽、南は琉球の全国から集まったそうです。
方丈側にあるのが裏門です。
閉じられていました。
裏口入学はできないようです。
旧遺跡図書館
1872(明治5)年、足利学校は廃校になってしまいました。
それにともない、古くから集められた貴重な蔵書が失われる危機となりました。
旧足利藩士は立ち上がり、懸命な活動によってこれを防ぎました。
現在では古書の管理や足利に関する郷土資料を集めて専門図書館となっています。
また、展示物を見ることもできます。
足利学校の周囲も堀が巡らされ、土塁に囲まれておりました。
足利学校
所在地:栃木県足利市昌平町2338
受付時間:9:00~16:30(4~9月),9:00~16:00(10~3月)
休館日:第3月曜(祝日・振替休日のときは翌日),12/29~12/31
参観料:一般400円,高校生210円
ところで、足利市の名物はポテト入り焼きそばです。
市内を走っていると「焼きそば」とかかれたのぼりがよく目に付きます。
[参照]ポテト入り焼きそば店マップ
http://www.tsukiboshi-s.co.jp/company/ashikagayakisoba_map_2011.pdf
この中の一店に寄ってみました。
ひろや
住所:栃木県足利市助戸1-610
営業時間:10:30~17:00
定休日:木曜日
ポテト入り焼きそば並盛り
なんと300円!安いです!
ソースの味がフルーティで絶品です。
焼きそばが名物のところはどこも良いソースを使っていますよね。
キャベツの焼き加減も最高!しゃきしゃきとしているが生っぽいところはない絶妙です。
一口大のポテトが入っているわけですが、違和感ないです。
炭水化物+炭水化物なんでしょうが、我が愛知県民は味噌煮込みうどんをご飯のおかずにするので全然平気
それよりも、ポテトが入っているぶん腹持ちがよいです。
昼食がたったの300円で済みました。
おじいちゃんおばあちゃんが経営してみえるのですが、大変気さくでかつ親切な方でした。
デザートに梨もいただき、ありがとうございました。
こうして、お腹も心も満たされて、次なる目的地である金山城へ向かったのでありました。