パン屋√s(ルーツ)。

一人で営んでる「パン屋√s(ルーツ)」の日々。

パン焼いたり、つぶやいたり、パン焼いたり。

食パンの販売を再開致します。ご迷惑をおかけ致しました。どうぞ宜しくお願い致します。

2014-01-24 | お知らせ。
只今、震災チャリティ販売中です。
ineff・laboさんのピンバッジは完売しました。
お買い上げくださいまして本当にありがとうございますっっ。

ineffさんもとーーっても喜んでました。ありがとうございますっ。

さて、食パンの販売再開のお知らせを致します。
長らく食パンの販売はお休みを頂いておりました。
大変ご迷惑をおかけ致しました。
今年に入ってからやっと安定してきましたので、販売再開致します。
今後ともどうぞ宜しくお願い致します。



↑↑

たぶん、原因は酵母にあると思い、酵母の培養方法を変えて実験を試みる。
水かレーズンか、それ以外の問題なのか・・・。
水を替えたり、レーズンの種類を変えたり、瓶の蓋を密閉するパターン、
瓶の蓋をしないで酸素を多く取り込むパターン(アルミ箔の蓋のヤツですね)とか、いろいろ。
レーズンと水の比率を変えてみたり。

顕微鏡で酵母菌を見ているわけじゃないし、はっきり断言できないけど、
今回の要因はたぶん、酵母菌が求めるレベルに増殖していないのではないかと想像しています。
酵母菌の数が少ないんじゃないのかな。

うちの中では食パンは一番、酵母の体力を必要とするパンで、ある程度の量の酵母菌がパン生地の中に
増殖しないと途中でスタミナが切れてしまうというのが私のイメージ。

なので、より多く、より強い酵母菌を育てる事が必要になってきます。
もうそれは今までもそうだし、今後も研究あるのみだけど、ひとまず、温度管理や酸素呼吸を
多めにさせることなどでだいぶ改善されたようには思います。

食パンがうまく焼けなくなってからずっと「オマエさ、うちらのこと、なんにもわかってないよなー」って
酵母に言われてる気がしてました(苦笑)。
もう、ぐぅの音も出ない感じで。

原因の一番は自分の思いこみの殻を破れていなかったことです。
酵母の培養方法に問題はない、という思いこみ。
今までの自分の経験からくる先入観が問題解決への道を一番邪魔したように思います。
ひとつひとつを疑ってみることって大事だな、と改めて思いました。

長くなるので具体的な記述は省きますが、要は『問題は常に自分自身の中にある。』という事ですね。
わかっているようで、ゼンゼンわかってないなぁ。
改めて酵母に教えられたように思います。




↑↑
見づらいけど、オーブンの窓から覗いた感じ。
毎日、食パンを窯入れし、「戻って来い!!」と心の中で叫ぶ。
エラそうに命令口調だけどこの瞬間、「祈り」です、マジで。



↑↑
戻ってきた、いつもの顔で。
また拗ねてどこへ行くかもわからないけれど。


ということで大変ご迷惑をおかけ致しました。

また、今回の事で失敗パンが毎日のように出ましたが、快く引き取って召し上がってくださった
お客様には心から御礼申し上げます。ありがとうございました。
食べてくださる方がいなければ破棄する運命にあった食パンたちです。
助けていただき、本当にありがとうございました。

更にはご心配頂き、分野は若干違えど、ご自分の経験からいろいろとアドバイスしてくださった
方々もおいでです。本当にありがとうございました。

ということで、まだまだ未熟者で酵母たちに叱られる日々ですが、
精進したいと思いますのでどうぞ宜しくお願い致します。



↑↑
あ、最後に厚かましく宣伝させてください。

農園「たそがれ」の自家採取蜂蜜「秘蜜(ひみつ)」。復活した食パンと抜群の相性です。
大(250g)・小(120g)は完売しており、現在は中サイズ(180g)のみですが、
まだ店頭にございますので、宜しければご利用ください。

噛みごたえ十分の食パンと、蜂蜜のクセと風味満載の「秘蜜」。
このヒトたち、名コンビです。ぜひ一度お試しくださいね。

ではパン焼いてお待ちしていますっっ。














コメント (8)
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