光年・千年

纏わりつくが、纏まらないおはなし、日記ふう。

雪がチラチラ降っている

2009-03-03 18:42:48 | 散策
  きのうまでのお天気というと、これが結構晴れ間が出たから、そのせいかどたばたもしたが、きょうはというと、ずっと穏やかというか、大きな変化はなく、ただ朝は太陽が出ていたような気がするが、曇り空があったことは間違いはない。

  どんよりとした雲のその隙間から太陽はきょうも顔を見せてくれる。このありがたさ。この冬はもう終わりかどうか、わからないが。寒さも色々なものがあって、おいしいお酒は出来なかったとかいう感想を持つが、大きなお世話かも知れない。その他でいうと、さほどピリピリする寒さはなかったようで、これも慣れの問題もある。どうにもならない寒さというのは、あまりなかった。そのことを感じている時間というのも、あまりなかった。それ以外でいうと、寒いということは多く、自分だって老化の下り坂を一段また一段降りていて、いい感じはしない。これに、まだ鷹揚に対処出来なく、泣きたくなるようなこともままある。どんな人も、そうゆうときがあるものだ、そう思って仕方ないと納得もする。またこれに単順に反発もしたくなるが、体がゆうことをきかないという事実は厳然としてあるので、なんだか寂しい。こうゆう前触れというものはある。

  3月だから、もういいかと思うと、雪が降っている。もう少し前だと多少は余裕があって、雪というと、お酒など思ったが、今はそんなことはない。そうゆうことを思うことも出来なくなった。ただ、この時期になってひどい雪は現実味がないので、暢気なことも書いていられる。雪もまたいい。もっとも、この雪は太平洋側の方でも降るようで、そちらのほうが主となるとこれは少し困ることになる。
  そうゆう経験もあって、例えば雪は降らないと考えられているあるところで、雪が10cm降ったということで、電車が止まったというのが記憶にあるが、このときも雪は8年ぶりであった、という。たしか、東海道本線で、しかしあまりに古い話しだ。色々、順風にいかないことは多い。景気というのもそうゆうものであるらしい。
  PCが、壊れたというのも自分としては、納得がいかないものだ。時代の先端をゆくものが、簡単に壊れる。直らない。これを活かすことが出来ない悲しさがある。ポイ捨て状態である。もう少しなんとか役立つだろう、新しいPCは買ったが、残りはちゃんととってある。いつでもこれのあるものは、使える。そうゆう場所もギリギリだがある。

  また「ルーリン彗星(C/2007 N3)」というと、星空はそれだけではない、と言われそうで、そういえば、美しい月と金星の接近というものもあった。ただ、これを見て、ルーリン彗星を思い出すというのも、事実である。さらに、実際のところ、これがその写真かという疑問は残るものの、それを撮ってみて、これが一応本物であるとして、そのものを見極めるむつかしさというのも実感する。
  たとえば、一昨年の、ホームズ彗星の場合だと、それは肉眼でもはっきりとわかるものであった。だから、それの写真というのも、迷うことなく、これがそうだということが出来た。これはおまけのようで、肉眼で見える彗星ということが大事なことだった。なぜそんなことが起こるのか、こうゆう疑問を持った人は少なからずいると思うが、そのことをもっと知りたいと思われた方も多いだろう。なかなか地味な感じのする星空だが、大体すべての出来事は星空が実験場であり、研究の源のような気もするから、不思議でもある。生き物も、宇宙からやって来たというから、これもなかなか地味だでは済ませられない。

  このところ、慣れないことばかりが続いて、これがいいのか悪いのか、よくはわからないが、それで、結構どうしていいかわからない、という、周章狼狽気味でもあって、きょうの雪がこれらの出来事の一応のおしまいであって欲しいとも思うのである。





  梅。枝垂れ梅。この花の多いこと。目が回りそう。




  梅がこんなに、たくさんの花を付けると、春は本物と考えたくなる。この梅に今も雪がチラチラしているのだろうか。




  フキノトウ。これもこうなると、どこにいったと探す必要はない。




  もっと大きなものも、見つけた。このときは少し目を大きく広げた。ここまでくると、もう完全な春と言えそうだが、だから、季節外れの雪が降るのも、考えてみると、当然かも知れない。

3月2日のルーリン彗星・写真

2009-03-03 16:23:36 | 星空・天体・宇宙
  雨が降っている。
  雪が降っているという情報も聴いた。
  たしかに寒い。
  追加、雪が降りだした。

  それで、話題のルーリン彗星(C/2007 N3)だが、なかなか
  写真までは手が出なかったが、3月1日に試してみたところ
  写っていないようで、

  これはいかんと思い、方法を変えて、3月2日、きのうの夜に
  空は晴れていたので、もう一度試してみた。
  一応、一眼で、標準ズームレンズの広角側を使う。
  感度は、ISO 1000まで上げた。露光時間は、13秒。

  双眼鏡でも、確認出来たようで、その日にモニタで
  見てみると、はっきりこれだと、わかった気がしたが
  さて、一晩たつと、いったいどれがそれなのか
  似たようなものがたくさんあって、これには困った。

  いくつかの写真。
  時間は、午後8時05分。




  全体の様子。ここからルーリン彗星(C/2007 N3)を、探す。




  1枚目の写真から、ルーリン彗星があるところを切り出してゆく。
  感じとしては、拡大されるように見える。
  彗星の位置は、矢印の先であって、これはたぶん正しいと思うが、
  間違っている可能性はある。
  中央の明るい恒星が、しし座のレグルス。
  彗星は黄道方向を、かに座に向かって移動していて、その境界辺りにある。




  これでは中央下に、レグルスはある。
  矢印の先がルーリン彗星のはずだが、似たようなものが多い。




  さらに、拡大する。
  画面左下が、レグルス。恒星は結構写っているが、彗星そのものは
  パッとしない。




  等倍表示にかなり近い感じで、無理をしている。
  これは同じ写真を使っているので、彗星は動きはないが、

  短い時間であるが、この明るい光芒は、他の写真と比べると
  少し移動しているようにも見えるのである。

  全体的には、薄い雲があって、わかりづらい。うまく合焦させる方法が
  あればと思うが、むつかしい。

3月2日のルーリン彗星

2009-03-03 07:00:21 | 星空・天体・宇宙
  朝のお天気、曇り。薄曇の空で遠くの北アルプス、剱岳辺りは白いその姿を見せている。今日は朝の気温が下がっているので、なんだか余計に寒く、今日はまっく冬に逆戻り。今は雲りだが、雪予報が出ている。降るかも知れず、寒い。アメダスの6時の気温、1.0℃、気圧は1025.8hPa、湿度70%。室温、6.2℃、きのうの暖かい時間と比べると、10℃以上の差がある。

  花粉症の程度。今日は少しいい感じで、これは今は風が止んでいるからかも知れない。きのうまでの風で飛ぶ花粉は一段落したのか。それときょうは冷え込んでいるから、花粉も飛び出せないようになっているのか、とも思ったりする。

  3月2日のルーリン彗星(C/2007 N3)。もう注目されていない?、流行からも離れたような感じもするので少し寂しい。そのルーリン彗星(C/2007 N3)を、きのうの夕方もまだまだ晴れていて、その後もほぼ快晴の空があって、空も暗くなったころに東の空に探してみる。
  それまでは、人工の灯りの下というか、真昼のように明るいところにいる。その灯りを消して、また間接光を頼りに、足元を確認する。空は晴れている。もうしし座は、東の空に出切っているようで、しかし高度はまだそれほど高くはない。目が明るさというか暗さに慣れるまでに時間がかかる。カメラの用意もした。セルフタイマもセットして、あとはボタンを押すだけとなっている。
  ルーリン彗星は、すでにしし座のレグルスからはかなり離れて、星図を見るとしし座とかに座の境界辺りの黄道を逆行している。この速度は、まだまだ早く、しかし1日、24時間の移動角は大体目安が付く。
  カメラの、感度をかなり上げて、あとは露光は15秒、長時間ノイズの処理というのを止めて、また高感度ノイズの処理は弱めにして、結構早い時間で、枚数が撮れてゆく。それを一旦中止し、すぐに画像を確かめるが、薄ぼんやりだが、ルーリン彗星は、写っているようである。ただ、焦点距離を無限遠に合わせる適当な方法がなく、レンズの∞を信用するしかないが(実際はだめだけど)、しかし星像はパリっとはしなく、どんよりである。

  こんどは、口径3.5cm、7倍の双眼鏡を使う。レグルスから、順に横道方向をかに座に向かって、進んでゆく。すると、3月1日の夜に見ていたところから、大体一日分の移動をするところの辺りに、光芒は存在して、これが恐らくルーリン彗星であろう。また、カメラをセットして、すでに窓枠に近付きつつある、ルーリン彗星の辺りを、何枚か撮る。時間間隔があくと、この星は移動が早く、その光芒の位置も変わるはずだが、段々疲れも出てくるし、引っくり返しては水の泡なので、中止した。
  すぐに、また画像を眺めるが、やはり時間がたつと、背景は暗くなっている。それでも、白い薄い雲がひっきりなしに動いて行くのがわかるし、また飛行機のストロボも結構写るものである。
  星の撮影、特に彗星などは、大変むつかしいことを再確認する。

  今日のお天気は、曇りの後には、雪が待っているようだ。低温注意報というのも出たようだが、氷点下にはいっていない。今は薄い雲の向こうに青空も見えている。