光年・千年

纏わりつくが、纏まらないおはなし、日記ふう。

寒修行でもないけれど

2007-11-20 18:46:13 | 散策
  外は真っ暗であるが、アメダスの気温は8℃台である。これではまだ、寒いとはいえない。ごく普通だが、しかし、この真っ暗というのがかなり効果的である。

  夏は暑かったしつい先ほどまで、秋らしい好ましい気候であったから、これは最早記憶にないが、別に布団の中に丸まるのに問題もなかった。で、この寒さである。TVとラジオ、それに新聞に投書欄。冬が来た、真冬の寒さに感じますねと来るので、これはやはり寒いと、思い直す。
  布団が冷たいわい、など思うようになってずいぶんとたつが、どうにかその対策というのも確立されている。無論、暖房がないといけない。電気がやって来ないとどうなるか、考えるのもいやだ。それで、いつもはもたもたしつつ、あれれ、コタツの電気が入っていないということになる。
  寒ければコタツに入り、眠るときは余熱を利用する。さらに、冬は、パジャマなどもコタツの中に入れておく。ちょっとぼろぼろだが、どこの国で作ったのかわからない、セータも入れておく。ここまでが準備として出来てないといけない。

  椅子に座る前に、もう、コタツの中にちゃんとパジャマもセータも、襟巻きも入れた。後は、いつコタツの電気を入れるかだが、それにはまだ早すぎる。どのくらいの時間で、コタツがある種の平衡状態に達するか、つまり供給する熱と、奪われる熱が等しくなって、その状態が、電気を入れた状態で、維持されること。
  30分くらいかも知れない。まだまだ、秋に戻る可能性もある。大体、今室内の温度は15℃はある。これで、布団を暖めるというのは、昔ならとんでもない話しだった。でも、今は昔ではないので、やはりコタツで温められた、布団に入らないといけない。
  最後の難関が待っている。どうゆう方法で、いつに、布団からコタツを抜き出すか。早くどければ、中にあるパジャマはどんどん冷える。着物を脱いで、それを着るわけで、この段取りは複雑怪奇な計算を必要とする。これに、慣れるまでには、まだまだ時間がかかりそうだ。

  冷たい雨で、斜めから降ったりもする。鳥の鳴き声も、消えてしまった。そうゆう感じで、



  地面に近い位置にある、カエデを見る。これが結構暗い。でも、まだ、カエデそのものにも緑の部分があって、明るくなったときで見ると、信号である。




  葉っぱとか枝が密集している場合、フォーカスが揺れ揺れで、止まらない場合があるが、そこを無理やり押してみると、やっぱりちょっとぼんやりしたものになってしまう。




  うまく天然の押し葉が出来ている。何でこうなるのか、簡単に微生物の作用で、つまり病気で、と言えるかどうか。虫が、こんなものをつくるだろうか。これは、ちょっと難解である。 

嵐の予感

2007-11-20 07:07:32 | 散策
  朝の天気、ほぼ快晴。南の風が強い。かなり激しく木々の葉が揺れている。乱風。室温8℃、アメダスの外気温9.3℃。

  何々、なになに、外の温度の方が高い。

  午前1時、のアメダスの温度が最低で、2.5℃。それから、上がりに上がって、今は9.3℃以上あるのではないか。妙な現象だが、こうゆう場合はフェーンの一言で片付ける。ということは、この風がやがて止んで、それで、西の空に、鉛色の煙幕が現われる。それも地上すれすれの辺りから天高く聳え立つから、ちょっとした見ものだが、これが今頃やって来るということは、やはりこの後は、もしかしたら、雨が雪にということもある。あまりいい気はしない。

  お山の上の雲から、太陽が顔を出した。かなりまぶしい。

  北アルプスといわれる3000m級の山々は、もう完全に雪に覆われているが、天気がよいと、というより空気が澄んでいると、かなり下の、山麓の様子もわかるときがある。ただ、単純になだらかに、低くなってくるわけでもなく、高いところ、中間のところ、そして平地に近くなるところ、それぞれに峰峰がある。この幾筋もの稜線が白黒の世界で、墨絵のごとく見えるときがある。急峻な山々も魅力的だが、それ以外にも、その麓にたどり着くまでの風景にもなかなかいいものがある。こっちの方が面白いと思えることもあるくらいだが、
  しかしそうなると、人工の構造物がやたら目立つことがわかる。そうでなくても、山の光景、平地の田んぼを撮っても、電線や鉄塔は入ってくる。これは、確かにないほうがいいいが、またこれを地下に埋めるなど、妙なことになっても困るので、あまり大きな声ではいえない。電線と、鉄塔をうまく消すソフトというのがあれば、これまた勝手な考えだが、いいような気がするが、はてさてどんなものでしょうか。

  やけに、太陽がまぶしい。この先、この太陽の姿も、山麓の低い山々の姿も見ることは少なくなる。今は、ただ十分に、この記憶を脳裏に刻んでおくことが重要になる。
  明日の天気が心配だ。