goo blog サービス終了のお知らせ 
日々 是 変化ナリ ~ DAYS OF STRUGGLE ~
このプラットフォーム上で思いついた企画を実行、仮説・検証を行う場。基本ロジック=整理・ソートすることで面白さが増大・拡大
 





先日アップした野口悠紀雄氏「変わった世界 変わらない日本」でも結論部分でも指摘=「高齢化社会ならではの需要の取り込み」
本の結論部分で項目レベルでしかなく、もっと突っ込んだ議論を読みたかったところに本書に出会った。

というのは、昨今、日本創成会議が発表した全国の市町村の消滅可能性リストによると、地方自治体の半数が「消滅可能性都市」
というだけでなく、今後30年間で若年女性が半減するとの試算結果が示されている。
既に国が行う「対策」レベルでは既に太刀打ちできないのでは?という疑問が拭いきれない。
その疑問の核に少しでも近寄れるか、というスリリングな読書(笑)


さて著者の根本 重氏。
この方は、現在、拓殖大学商学部教授で、流通経済研究所理事。
このため、学者視点でこの問題を分析したのちに、後半は「流通業・消費財メーカー」視点で語る。
この流通視点があり、そこから人口について読み解くところが面白い。


その点で、当ブログで刺さったのは前半。
人口減少、世帯規模縮小市場を、タイトルのように「ディープな高齢社会」と捉え、5期に日本の人口動態変化を分割する。

現在以降の第3期以降は、以下のように分類されている。

第3期(1996-2010年)生産年齢人口が減少へ
第4期(2011-2042年)総人口の減少、老年人口のみが増加
第5期(2043年以降)   老年人口も減少へ


そして最も重要な第4期について、さらに4つのステージを提示。

それは、
第一ステージ 2010年代前半 団塊の世代が高齢者になる
第二ステージ 2010年代後半 ディープな高齢社会の到来
第三ステージ 2020年代   後期高齢者2000万人時代の到来
第四ステージ 2030年代   85歳以上の高齢者1000万人時代の到来

ここまで整理した例はみたことがなかったので、新しく感じた。
さらに次に、成長が期待できる消費分野を探っており、読ませる分析になってる(43p)


後半に入ると流通視点で、流通業がこの状況下でも国内で稼ぐための課題と着手すべき施策を示している。
消費税への対応など流通に特化した内容であり、刺さる部分は多くはなかったが、前半部分だけで十二分に満足。


コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )







昨年の英国内最多売り上げ部数!になったサッカー関連書籍。

彼の自伝は、実は2冊目。
1999年に最初の自伝「マネジング・マイ・ライフ」が既に出版されている。
このため、1999年の三冠(国内リーグ、FAカップ、UEFAチャンピオンズリーグ)についての記述はない。
その点、大逆転の CL決勝には一切触れないという点で一瞬寂しい気も。



が、読み始めると全くそのことは気にならなくなる!
というのは、この本一冊通し一貫して、ファーガソンの姿勢は「歯に衣着せぬ」点(笑)
ここが受け本国イギリスでは、発売時点で既にそうとう話題に!(2013.10)


まな板に上がるのは、選手個人、チーム、監督など、かなり各方位。

酷評される「選手」
デヴィッド・ベッカムのトップに続き、ロイ・キーン etc...

褒めるコーナーでは、
ギグス、ネヴィル、そしてC・ロナウド、そして香川も登場!

酷評される「チーム」では、
マンチェスター・シティ、リバプール、チェルシー、アーセナル
つまり、強いところ全て!(笑)

だが最も凄いのが「監督」
ブッチギリのトップは、ラファエル・ベニテス!
これがもう、ボロクソ(笑)
彼の伝説のCL決勝の奇跡の勝利にも言及し、まっこうから否定にかかっている。
このパートだけでも、読む価値あるかも?



あと、数々の名言を以下メモ。

ファーガソン一家のモットーは「困難の先の甘美」

自らスカウティングして、その後チームに加入させた選手に言ったものだ。
「こいつは役に立つ、と確信できる人材をみつけたときの喜びは大変なものだぞ」

一方で、私はキャリアの終盤に差しかった選手を冷静に見ていた。
「ヤツはいつ辞めると言い出すだろう?あとどのくらい持つかな?」
それまでも経験から、重要なポジションには十分な数の若手が控えるようにしていた。

「最低の出来だったな」
 で直ちにフォローを
「お前ほどの選手が」

1993年の優勝メンバーに。
「およそ人生を左右するのは、どれだけ野心があるかということなのだ」

コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )






論客 野口悠紀雄氏が、1980年代~現在を俯瞰し、タイトル通り日本の問題に迫る。
氏の場合、どうしてもアベノミクス批判に世間の注目がいってしまう。
この本でもその理論展開があるが、ここでは違う角度から。

一言にいうと、この30年間の国際経済を取り巻く環境の激変をうまくまとめていると思う。
各章の当ブログ的に刺さったフレーズを以下。

第1章 経済思想が大転換した
 計画経済は機能せず、ソ連崩壊は必然だった。
 日独 or 米英?の経済覇権争い
 EUROは出来たが機能せず。

第2章 IT革命
 ITの基本解説から、21世紀型グローバリゼーションへ。
 共産圏では、情報統制の中、この革命が成長する余地がなかった。
 垂直統合→水平分業による日本への影響

第3章 市場型経済の復活
 アメリカ経済の復活、イギリスの大変貌……脱工業化と金融立国
 一方アイルランドは驚異的な経済成長

第4章 中国が工業化に成功した
 改革開放が軌道に乗り、新しい企業が台頭


ときて、次からがいよいよ日本。

第5章 取り残された日本は円安のぬるま湯に
 バブル不良債権処理に追われた日本の90年代に、大変化に気づかず!

そしてより現在に近づくと、リーマン・ショックの解説を通し、日本の病巣に迫る。

第6章 100年に一度の金融危機
 アメリカ住宅バブルを産んだものは、投資銀行の変貌。
 円安バブルの進行

第7章 リーマンショック後の世界
 最も沈下したのは日本。GDPが年率2ケタ減
 米中というG2の時代に突入。


そうしてこの本の結論が以下4章。

第8章 日本経済が抱える深刻な問題
第9章 制御不能に陥っている日本の財政
第10章 アベノミクスは答えにならない
第11章 未来を拓くために必要なのは何か?


タイトルで、おっ!となるのが最後の結論部分の11章。
どうしてもこの部分に期待がかかる。
だが残念ながら、提言部分はあっさりしていて、目新しい内容にやや乏しいと感じてしまった。
それを批判する人たちもネット上でいるよう(オビのコピーややオーバーぎみ...)

だが当ブログは考える。
野口氏をもってしても、現在の日本の今後に明確な指針は出せない、それだけ厳しい状況、なのだと…
政治家も、アベノミクスを始めとして、同様に進むべき明確なビジョンを示すことはできない。
2020年まではオリンピックもあり、それなりに形はつくかもしれない。
が、その後をつくづく考えさせる1冊だった、という点でお勧めと言える!

うーん 暗い気分に陥ってしまった…
一掃するために次に読む本は以下。
「楽観主義者の未来予測」(笑)

コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )







寝不足が続く最近には、たいへんタイムリーな1冊(笑)
スポーツは「 SEE 」という側面と、「DO」するスポーツの2つがあるが、正にこの場合は圧倒的に「 SEE 」
読み出すと、フジテレビの担当として番組制作にかかわってきた作者ならではの日本サッカー史とわかる。


以下のような面白い話が次々と登場する。

スタジアムの放送ブースは、開けっ放しでガラスは禁物。
観客の歓声ノイズを解説者がわからないのでは臨場感なくなってしまう。
このため熱い時期・エリアでの中継には、蚊取り線香、痒み止めなど必須(笑)

今では当たり前の「マルチボール・システム」
それまではCMタイムがよく試合中も放送されていたが、これで試合中断が激減。
CMはあくまでも、試合前・ハーフタイム・試合終了後、に流れるものに。
(日本テレビのみはTOYOTAカップの経験値から以前から)

2001年コンフェデレーションズ・カップまではホスト・ブロードキャスターは民間放送局が(フジテレビが最後)
それ以降はFIFAの管轄下に。

民間放送初の、セリエA放送権の交渉を開始したタイミングは、WC1994
アメリカの、バッジョPK失敗を見届けた直後に交渉へ出発。

チャンピオンズ・リーグ・アンセムは「非売品」
ヘンデルが作曲した曲をアレンジして歌詞をつけたもので。管理が大変厳しい。


などなど、他にもたくさん。
ドーハの悲劇、マイアミの奇跡(アトランタ五輪)、ジョホールバルの歓喜、2002年ワールドカップ etc…
と読み応えタップリ。


一方で気になった点が3つ。
1.タイトルのわりには、最新の話が少な過ぎる
2.せっかくの日本サッカー史的な内容なのに、時代があっちこっちに飛び、読んでいて違和感が生ずる。
 (本の構成上、仕方ないとはいえ)
3.語り口がちょっと自慢話っぽい(笑)

3.については、今読んでいる別の最新の本(サッカーではなく、そちらは野球)にも感じていたこと。
確かに凄い実績なのだけれど、それが現在 Presence と結びつかないところがやや「痛い」ところ?


コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )







正に、サブタイトルのような内容。

 =金と権力、友情、そして 裏切り


前半は、「ド」がつく、ベンチャー物語。

まず驚く。
CEOの1人エヴァン・ウィリアムズ(以下、エブ)が、ブログ創世記をになった人物の一人であること(お世話になってます! 笑)

彼が作成したソフトで、当時珍しかったブログを作成し管理するウェブ・アプリとで、会社Bloggerとなったこと。
それがGoogleに買収され、違う会社Odeoを立ち上げ、音楽系サービスを試みる。集まったアウトサイダーたちが、
酒、ドラッグをやりつつ、自己中に試みを繰り返す中で、twitterを生み出すことになる。


面白いことに初期の立ち上げ時期、「twitterとは何ぞや」を人々に説明するのに、皆の答えが違っていたことが紹介される。
シンプルに言うと、「パソコンにを現状 スタイタスを表示するアイデア」だろうか?
あるいは、「ソーシャルネットワーク」「マイクロブログ」「テキストメッセージに代わるもの」「ステータスをアップするもの」

それがメンバー間だけでなく、創業者間でも、twitterの定義が全く違っていたことだ。
エブ:ミニブログ的なプロダクト
ジャック・ドーシー:自分が今何をやっているかを言う場所
ノア・グラス:人々の孤独を癒やすための道具


twitterの定義をある意味固めるきっかけになったのが、まだユーザー数が全然少ない時期に発生した「地震」(なんと!)
ニュース速報を待つまでもなく、「地震ツイート」が多量に発生し、その出来事を経験した人々はtwitterへの認識が一変するのだ!
(日本は震災を経験しているので、このへんよくわかってしまう)

<地震を共有したとき、個人のことよりも大きな領域での現状 ステータスが重要になった
<サイトに来た人は、それぞれまったく違う場所にいたのだが、時間と空間が一瞬縮んだ。
<セーターのほつれをひっぱり、全体がぎゅっと小さくなってしまった感じだ。


地震後、エブの意見は以下のように変化した
→ソーシャル・ネットワークであるだけでなく、ニュース・ネットワークでもある
→世界で起きていることを覗き見るファインダー

ジャック・ドーシーは変わらず、自分が今何をやっているかを言う場所 
地震の経験で、さらに twitterの「スピード性」に目覚める

そして、この解釈の違いも、その後の彼らの争いのきっかけのひとつとなっていく...


本の後半は、twitter脅威の成長物語を描く。
有名人、芸能人、メディアが群がるサマが興味深い。
勢いがついた時に、どういった現象が起こるかがよく理解できる。

とともに、その栄光と同時に訪れる「権力争い」
これを遠慮なく記述している。


たった「140字のつぶやき」が世界を変える力さえ持ちつつある中、 twitter とは何か? を理解できる読書となり、満足!

コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )







タイトルだけみると、その強気な感じにやや反感があった。


が、読み始めてみたらうまくまとまっており、内容がするするとアタマに入ってくる。
この感覚は、「いい本」を予感させる展開。


以下刺さった部分をメモ。

多くのソーシャルメディアはその利用者の交友関係を軸として、新しいコミュニティを作り上げていった。
(中略)
ここで初めてコンピュータとネットワークは、その潤列を人間に譲るという段階に突入した。
(中略)
そして人々は次第にその存在すら感じなくなる。
コンピュータ・ファースト、ネットワーク・ファーストに続く、ヒューマン・ファーストの時代が訪れたのだ。
(P22)

第2章「シェア」が生み出す新しい資本主義
ソーシャルメディアの出現と浸透で、人間力を活用するサービスが次々と登場するようになった。
先に述べたように情報流通に関することだけでなく、それはライフスタイル全般に及びつつある。
たとえば「クラウド・ファンディング」といった、他社のプロジェクトを支援するためにインターネット経由で
小口投資ができるサービスや、「スキルシェアリング」といった、自身の経験やノウハウを他社と共有できる
サービスの数々だ。

「おもてなしの交換」
エストニア発の「幸福銀行」 「感謝の星」という名の仮称通貨
(ここまでP58)

高度資本社会経済では、情報やサービスや製品が短期に潤沢化して、価格競争が生まれるようになる。
新たな競合社はハーバード・ビジネス・スクールのクレイトン・クリスチャンセン教授のいうところの「破壊的イノベーション」を仕掛けてくる。
潤沢になってしまったモノは、価値を次第に失っていく。
しかし面白いことに、コミュニケーションは競合にコピーされにくい。かつての個人商店の様な俗人的なものとして
古いけれども錆びにくい価値が見直されているのだ。
(P66)

「ゴーブル・コム」手作りの料理をシェアするサービス
「マイ・シェフ」というプロの料理人をチャーターするサービス

コ・ワーキングはオフィスなどをシェアし、それぞれが別の仕事を行う協働型のワークスタイル

「タスクラビット」という便利サイトは、ちょっとしたお手伝いのマッチングサービス

「ネイバーグッズ」というサイトでは、自分の近所に生んでいる人たちに「物品の貸し借り」
 われわれはドリルではなく、壁の穴が欲しいのだ。
(P73~78)


住民の声を聞かなければならない仰英にも、シェアを活用した「ユーザー関与型」のサービスが生まれつつある。
「シー・クリック・フィックス」というアメリカの際とでは、「自宅の前に不法投棄のゴミがあります」といった
身近な問題を地図つきで投稿できる。
(P90)

「ヒューマンハブ」を孤立させてはいけない
ヒューマン・ファーストへと以降しつつあるウェブのリアリティを獲得した人たちに、企業もオープン化を任せて
いくべきだろう。そこで重要になるのは、様々な部署や人を接合していく人物の存在である。
(P145)

となかなか面白い読書だったことを、改めてリマインドさせられた。
当ブログ的には、刺さった部分は前半が多く、テクノロジー系の展開の後半は、やや既視感があるのは仕方ないか。


最後にもうひとつ、締めを引用させていただく。
(特に刺さった項目に、目印 ※ )

常識の通じない時代を生き抜く「7つの視座」
1.リアル社会にこそ「ウェブ的思考」を持ち込もう ※
2.失敗をしよう。失敗を許そう ※
3.新しい「希少」を探せ ※
4.違うもの同士をくっつけろ
5.検索できないものをみつけよう ※
6.素敵に回りの人の力を借りよう
7.アイデアはバージョンアップさせよう ※

コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )








自動車産業ジャーナリストの著者、桃田健史氏の「危機感」が一冊通して語られる。
この危機感が、マル。



各章の項目タイトルだけで全体像が理解できるので、引用させていただく。
(順不同)

「iOS in the car」で一気に動くアップル

グーグルがアンドロイドで自動車参入

自動車産業の拠点はデトロイトからシリコンバレーへ

自動車産業を襲う「テレマティクス」の衝撃

“デジタル・カージャック"されたプリウス

欧米から新興国へ 市場転換の落とし穴

成長産業なのに“クルマはネタ枯れ"

好調の軽自動車にふりかかる受難

日系メーカーを辞めていく技術者たち

「カーナビ大国・日本」を崩壊させる政策 「2秒ルール」に固執する自動車メーカー

超小型モビリティは新カテゴリーの乗り物

若者のクルマ離れと「クルマのサブカル化」

家のなかにクルマを持ち込む時代がやって来る!?



そして結論部分に来るのは、当ブログ好みの展開。

「東京五輪で自動運転をデモンストレーション」

そう!
東京オリンピック2020 で、ちょうど自動運転の実現が成されそう?なのだ。
もしそうならば、世界に日本の技術を大アピールするチャンス!か。

これに限らず、アレもコレも2020に紐づきそう、かも?


コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )






もし、この本を本屋で手に取る機会があったら、まずは p.148からの14pに目を通していただきたい。
この148pから14pに渡り、データサイエンスから導かれた、40近くの 「発見 → そのバックグラウンド」例を列挙。
ここを読み 興味が持てればこの本を購入、という方法論が正しそう!


その40近くの中から、これはと思ったのをひとつ。

【発見】
 顧客に深く考えさせなければ企業の勝ち
 既に関係を結んでいる顧客への売り込みは、反動を招きかねない。
 複数の口座を開設金融している顧客に金融サービスのメールを送信すると、さらに口座を開設する可能性は減る
【組織・企業】
 USバンク
【考えられる説明】
 既に信用取引口座をいくつも持っている顧客は、例えば銀行の支店を訪れた際などその場で決断する状況では
 新しい金融商品に手が伸びやすいだろう。しかし、自宅で売り込みを受けると、決断する前にじっくり考え、
 競合商品について調べるかもしれない。

読んでいて、何かイヤーな感じがしなかっただろうか。
そんな風に考察されているのか、と(笑)


そのイヤーな感じが極まるのが、第6章 学習する機械
サブタイトルは、チェース・マンハッタン(銀行)の住宅ローン予測の内幕

この章では、データサイエンスが以下の設問で取り組む姿が描写される。
「どうやったら、住宅ローン返済されて売り上げ減少につながらないように借りつづけてもらえるか」
あくまでも事例として紹介され、本論は別のところにあるような気もする、がイヤーな感じは残る(笑)

実はこのイヤーな感じ、最近リアルに感じたことがあった。
ちょっと前に住宅ローンを繰り上げ返済したばかり。
なのだが、「安くすませる方法」と称し、めんどくさく時間・手間のかかる方法を紹介され思わずピンときた。
「今日の返済をとりあえず先送りにし、返却の実行を回避しようとしてるのでは?」と。

と言う具合で、けっこうギリギリの線まで迫っているので、この本はタイトル通り、なかなかヤバい(笑)
予測分析は他にも、株取引、おすすめ映画予測、人工知能 etc...と満載で、読み応えたっぷり。
とはいえ、まずは148p~ で判断いただくのがいいと思う!


コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )







ぱっと表紙をみて、まず思い出したのがこれまで読んだ何冊かの本。
さっそくブログの過去の読後評をチェック(ブログの記録性って素晴らしい!)

それらは例えば、
(2013. 12/ 9 up)「ユーザーイノベーション 消費者から始まるものづくりの未来 先が予想できつつもロジック的にマル」
(2011. 7/ 7 up)「フェイスブック時代のオープン企業戦略 現在 必要なリーダーシップの本質に迫る」
(2010.12/18 up)「みんな集まれ! ネットワークが世界を動かす」(2010.12/18アップ)
(2007. 9/ 6 up)「みんな力 ウェブを味方にする技術」
(2007. 7/ 7 up)「ウィキノミクス マスコラボレーションによる開発・生産の世紀へ 」


どの本も共通して主張しているのは何か。
前例のない規模とスピードで、10億人以上の人々が、より多くのことを、より多くに向けて発信できるようになっていること。
そして、これを活用しよう、ということ。
この本ではこの手法について、「クラウドストーミング」と名付けている。



一言感想。
この「クラウドストーミング」実践者のための「マニュアル」的な内容。
クラウドで集まったアイデアについての、意思決定法、報酬の考え方、法的障害、結果の評価 etc…
スターバックス「ベターカップ・チャレンジ」など多くの事例が多く取り上げられている。
そんなリアルな話が多い点は評価できる。


一方で、気になるところも。
第6章「最良の人材を採用する」で登場するのが、レゴの事例。
クラウドストーミングを使用したことで、ファンを巻き込んで外部のレゴ・コミュニティに接触。
その結果、数々の商品化がなされたと言うのだが…

当ブログとしては、コンテストはともかくとして「商品化」には否定的。
だからこそ、映画:レゴ・ムービー The Lego Movieに思わず感動したワケ。
全く予想外に、このレゴの「本質論」に迫る展開だったので。

なので、成功事例とされても響かない。
オンラインプラットフォームのネーミング「クウソウ」は笑えるが。
「クラウドストーミング」がそのコンテンツの本質をねじ曲げる方向にいってしまう、というケースに思える。

考えてみれば、クラウドストーミングのそういうダークサイドも知る事ができたという点で、それはそれでOKか?(笑)

コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )






今、「オープン & クローズ戦略」を読破中。
日本エレクトロニクス企業の「特許戦略の失敗」が、国際競争力を失った主因だ、という主張。

一方で、日本経済新聞4/8朝刊に、アップル vs サムスン の特許訴訟の記事が。
vs サムスン、ではなく実態は、vs グーグル の闘い、とは一言も書いていないが、そうであることは明白。
代理戦争なわけだが、激しさを増し出口が見えなくなっている、という記事を読み、いったんはスルーしたこの本を先に読む事にした。


各章のタイトルは以下の通り
(改行は当ブログ)

第1章 月面着陸ミッション
第2章 アンドロイドはiPhoneを超える
第3章 発売まで24週間

第4章 友だちだと思ってた
第5章 裏切りの結果
第6章 どこもかしこもアンドロイド

第7章 iPadがすべてを変える―巻き返し
第8章 ミスター・クイン、このままでは処罰を下すことになりますよ
第9章 ついに来た「コンバージェンス」
第10章 一画面ずつ世界を変える

まず第1章のタイトルで、吹いてしまった。
マッキントッシュ誕生の裏で、まだ完成していない商品をどうプレゼンテーションでうまくみせるか。
この苦闘はいろいろな本で紹介されており、有名。
歴史は繰り返す。そう「月面着陸ミッション」はiPhoneプレでの、この苦闘のことだったのだ!

ジョブズが紹介したiPhoneは、奇跡的に問題なく動き、ことなきを得ている、が...
AT&Tに御願いして移動基地局を裏に待機させ、画面のアンテナ表示はその強さに関係なく常に5本(笑)
最大のピンチは、プレゼンテーションのグランドフィナーレ。
最初は音楽をきき、次に電話をかけ、受けて保留する一方で違う電話を受け、写真を探しその人にメール添付。
最初の人には、インターネットで何かを調べ、切ったあとは音楽に戻る。
これが「月面着陸ミッション」級だったのだ!

次の第2章は、グーグル。
やはりグーグルが創造する新しい携帯電話に挑戦中だったが、iPhoneプレで全てが白紙に(笑)
そこでタイトルになる。
目標=アンドロイドはiPhoneを超える

という具合で、アップル vs グーグル の闘いにダイレクトに踏み込んでいく。
各章のタイトルに、激しい感情の対立が現れている(笑)
当ブログで、3章ごとに区切ったのは、構造がわかり易くなると判断して。
特に8章はダイレクトで、予想はつくと思うがミスター・クインはサムスン側の弁護士、発言したのは裁判官!


また重要なポイントだと思うので、9章のタイトルについて、少々の解説を加えておく。
序章にこのような記述がある(21p)

<2000年のAOLによるタイム・ワーナー買収のように、(既存メディアとネット系の)合併はどれも悲惨な末路を迎え、
<2005年には「コンバージェンス」というアイデアが信用を失って、誰も口にしなくなったほどだ。

iPhoneではメディアが意識しなかった「コンバージェンス」がiPadで一気に成立する。
iPadは、破壊的に重要な機器になっていたのだ (245p)

<ごく短時間で一つのデバイス、つまりiPadに数え切れないほどのメディアが集約される「コンバージェンス」が起きた。


iPhoneで培ったチカラが結果的に、iPadで秘めた革新性が爆発し、という流れがはっきり理解できこの本のクライマックスとなっている。

うーん、これは発売直後に読んでおくべきだったな... と後悔先に立たず!
読破中の「オープン & クローズ戦略」の次は、こちらもスルーしかけた「アップル、グーグルが自動車産業を乗っとる日」にいくかな?

コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )







著者は、IOC取材20年のベテラン記者。
その人脈を駆使した取材を通して、東京オリンピック2020決定までを描く。

なので、第1章「東京開催決定」から既に熱い!
あの決定の時はもちろん、それまでの瞬間瞬間をドキュメントしている。
イスラエル、マドリッドとの、日本の微妙な駆け引きによる浮き沈みにハラハラ。
今更なのに、いちいちドキドキしてしまうのが面白い!


例えば、をキーワードで抜き出してみると…

汚染水の影 プリンセス マドリッド陣営の亀裂 運命を変えた助言 失言という爆弾 etc…

これを読むだけでハラハラ具合がわかるでしょ?(笑)


第4章「東京招致舞台裏」では、、日本が大変ラッキーだった状況だったことが記述されている。
その部分を整理して記述してみたい。

2012年 パリ マドリッド ニューヨーク モスクワ ロンドン
2016年 東京 マドリッド シカゴ リオジャネイロ
2020年 東京 マドリッド イスタンブール 

今回の2020年では、強力な相手になると予想された南アフリカ、ローマがリーマンショックの影響で辞退。

そして皮肉なことに、311が日本のプレゼンテーションにビジョンを与えた、という指摘は正しいだろう。
2016年招致活動で日本は「環境」を強調しすぎた結果、「Whyオリンピック?」の説得力に欠けたのだ。

一方、次の2024年ではヨーロッパの大都市中心の激しい闘いが予想されているという。
日本は唯一のチャンスをモノにしたのだ!

最後に。
「光と影」というタイトルのわりには、「影」部分は薄め。
それだけオリンピックと言う閉鎖された感のある組織も、少しずつ変わりつつあるということか?
東京にオリンピックも来る事だし、引き続き著者にウォッチしていただきたい、という言葉で結びとしたい。

コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )








この本を一言で表現すると、序章のタイトルが適切だろう =「イメージ」が現実を凌駕する

メディアのカタチが代わり、CNN、BBC etc… などの報道系メディアがグローバルに拡張している時代。
その時代には、世界情勢を動かしていくのに、国際メディアでいかに露出されるかが重要な時代になった。
その露出でいかに「イメージ」を作る事が、現実を凌駕するのだ。



ただし作者も強調しているが、「作る」のはウソをつくとかいうレベルではなく「主張」を正しく伝えよう、ということ。
この「主張」の影には 腕利きのPRのプロがかかわっているが、彼らがやっていることは「陰謀」という感じはしない。
(not 「ヤラセ」「捏造」)

そう誤解されやすいが、彼らがやっているのは「フェアな場」において、あくまでも知力を尽くした闘い。
<ジャーナリズムの現場において、取材相手との関係は「信頼」や「共感」といったポジティブな面と、

<「緊張」や「追求」といった対立的なせめぎあいの中にあることは常に実感している


例えばどんな事をするのだろうか?
いくつかのキーワードが面白いので引用してみる。
「サウンドバイト」「バズワード」「サダマイズ」
言葉の意味は解説しないので、ぜひこの本をお読みいただきたい(笑)
これらはスピーチがうまい人が自然に実行していることだが、それをメディア相手に実行するのだ!


さてオープニングの序章が終わると、さらに深くグローバルな具体例に踏み込んでいく。
それらは…(2行めは当ブログでつけています)

第2章 地上で最も熾烈な情報戦―アメリカ大統領選挙
 テレビの歴史に残る名場面 クリントン vs ブッシュ

第3章 21世紀最大のメディアスター―ビンラディン
アルカイダ、ビンラディンは極端に「国際メディア情報戦」に特化

第4章 アメリカの逆襲―対テロ戦争
     カリスマとの対決、そして「ゼロ・ダーク・サーティ」

第5章 さまようビンラディンの亡霊―次世代アルカイダ
     ボストン爆弾テロを生んだ、アメリカナイズされたおしゃれなアルカイダ雑誌...


続いて最後にくるのが、当ブログとしては見逃せないネタ、

第6章 日本が持っている「資産」(=2020東京オリンピック)
<これは日本が世界を相手に「PR戦略」的な手法を競って大きな成果を上げた希有な例である

上記で伝わったと思うがこの本、読みながら、おおっ!!が連発。
このため、そうない「ページをめくるのが勿体無い」感覚に(笑)


実際この本の読後、
直接的にはアメリカの現代政治もの→「マーケティング・デモクラシー」
オリンピックネタ関連で→「オリンピックの光と影 東京招致の勝利とスポーツの力」
上記 × 2冊を読破中。

先に読んだ「Communication Shift」もかなり刺さったが、この「国際メディア情報戦」も双璧。
早くも、当ブログ毎年恒例「今年2014年の読書トップ5」に2冊もランクインか?


PS 今日(3/23)の朝日新聞の書評欄でも取り上げられています。ご参考まで。

コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )






本屋で手に取って、まず驚いたのは、登場するゲストたち × 12人のメンツ。
以下、登場順に(敬称:略)
澤本嘉光・永井一史・箭内道彦・佐藤尚之・今村直樹・丸原孝紀
松倉早星・鈴木菜央・石川淳哉・東畑幸多・嶋浩一郎・中村洋基 

現在の広告業界を代表するような人物たちがズラリ。
まず気になったのは、よくある対談をパパっとまとめた本じゃないだろうか、と。



ところが読み始めてすぐ察した。
その憶測は、全く真逆だったことを!

対談の部分は、作者が展開したい部分のみに、強調したいエッセンスだけが登場。


この本の基本は、作者がとことん考え抜き実行してきたテーマを論ずること。
それは、「広告というものが、もっと社会にとって価値あるものになれないか」。

作者 並川 進氏は元々、粘り強く企業やNPOなどと協働し多様なプロジェクトを立ち上げてきた人物。
311直後も、そこまで鍛えたセンスを生かし、直ちに企画を立ち上げ行動している。
当ブログで先に紹介した、yahoo! JAPAN の3.11企画「検索は応援になる」もその一例。
この鍛え上げれば鍛えるほど、迫力を増す行動力・企画力に舌を巻いてしまう!


さてこの本のテーマ=「広告というものが、もっと社会にとって価値あるものになれないか」
ここではその答えには触れない。
その回答は本を読み通していただく中で明示されるので、ぜひご一読いただきたいから。

そしてこの回答は、決して作者あるいは日本社会だけのものでないことを簡単に触れておきたい。
解りやすい例でいうと、Cannes Lions International Advertising Festival が2011年に名称変更をした理由に近いと思う。
カンヌが変更した名前は      = International Festival of Creativity
正に、Communication Shift!

コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )







まずキックオフの第1章 「フェイスブックという国家」からして面白い。
イギリス キャメロン首相に面談したザッカーバーグ。
ザック「みんなはいいアイデアをもっているし、行動力もあって、それを生かしたいと思っているということです。
    フェイスブックを使えば、多くの国民が自分のアイデアを人に知らせる簡単で安価な方法をもつことになる」
キャメロン「すばらしい」

そこで「フェイスブックという国家」という発想になる。


ところが!
次の展開は本のタイトルのようにその理想とは全く別の展開に。
ネットやソーシャル・ネットワークが加担し実際に発生した事件、犯罪を紹介していく。
作者は法律家のため、判例を多く紹介しており、抽象的になることなく非常にわかりやすい。
(基本的人権(第4章)、言論の自由(第6章)、死に追る者に対する議論(第7章)etc...)

特に未成年での事件が多いところが、あやういことの多い世代とテクノロジーがマッチングした感があり、納得性が高い。
サイバーいじめ、性的趣向を公開されてしまう者、意図的に若者を自殺に追い込むネット上の人物etc...
ちょうど日本でも、大学生が自殺教授メールを7回送った学生の件がマスコミで公開されており、実にタイムリー?!
この事件・犯罪紹介パートだけで200ページ近くを割いており、重みがある。

これらの問題を通しリアルにあぶり出されるのが、ソーシャル・ネットワーク情報が裁判で採用されつつあるプライバシー問題のせめぎ合い。
電話の盗聴には激しく制限が設けられているわけだが、どうもソーシャル・ネットワークにはそういうガードがないようなのだ...
後半は、このソーシャル・ネットワークのプライバシー問題に踏み込んでいく。


自分の検索した結果が元データとなり、その後接触したサイトで先回りされているらしいことは、薄々誰もが感じていること。

<クッキーやウェブ・ビーコンやディープ・バスケット・インスペクション他ユーザーのデータをこっそりと収集されている。
<それも警告やユーザーの同意無しで。
<あなたがウェブサイトを訪れるたびに、最低1個の追跡メカニズムがインストールされている
<(ディクショナリー・ドット・コムのように数百個インストールされるウェブサイトもある)
<そうしたメカニズムはあなたの行動を監視するだけでなく、あなたの個人情報を入手し、蓄積し、
<そのデータを利用したり販売したりする会社に送信しているのである

<フェイスブックは世界中のユーザーに顔認識ソフトを発表したあと、許可を得ずに黙って全ユーザーをその計画に登録した(中略)
<生体データを削除させるためには、探すのが非常に難しいウェブページ上のリンク先を通じてフェイスブックに連絡しなければならない。


この「フェイスブックのプライバシー方針悪化の歴史」を一発でわかりやすく表現しているのが264ページ。
カリフォルニア州サンフランシスコにある非営利の公共団体、電子フロンティア財団のウェブからの引用。

ここでは「フェイスブックのプライバシー方針」を、2005年から2014年 4月までを一気に読ませる!
ここでは最初と最後だけ記述しておこう。

2005年
あなたがフェイスブックに投稿したいかなる個人情報も、あなたのプライバシー設定で指定されたグループのユーザーに閲覧されることはありません。

2014年(最新)
ウェブサイトやアプリケーションに接続すると、あなたに関する「一般的な情報」がアクセスされることになります。
「一般的な情報」という用語には、あなたや友人の名前、写真、性別、ユーザーID、コネクション、および「全員に公開」のプライバシー設定で共有される情報が含まれます。
フェイスブックに投稿する一定のタイプの情報のデフォルト設定は「全員に公開」です。つながるためには相手が必要なので、あなたのプライバシー設定では、あなたの
プロフィール・ページからコネクションを閲覧できる人を制限することができません。
もしコネクションが公に閲覧可能であることが不安な場合は、そのコネクションを除去することを考慮する必要があります。

文章量だけをみても飛躍的に多くなっていること、表現がいかに微妙になっていること、がおわかりいだだけると思う。
ソーシャル・ネットワークはユーザーの個人情報をその収入源にしているので、加速度的にそうなっているのだ!


本の最後に、著者が「こうあるべき」だと考えて仮に作った「ソーシャル・ネットワーク憲法」が載っている。
それが発するメッセージは明確。

結論:刺激的な読書になったと満足した1冊になった。
   お勧め!(自分を防衛するためにも...)


注:本のカバーは日本語版では「黄」だが、英語版を調べてみたら「黒」でこちらのデザインの方が迫力があったので写真はそちら。

コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )







Amazonについての本、つまりそれはジェフ・ベゾス本、ということ。
去年読んだ「ワンクリック―ジェフ・ベゾス率いるAmazonの隆盛」と同じような内容。
だが、こちらはほぼ500ページと、厚みが全然違う!


さて、その厚みの部分はどんな内容か。

一言にいって、それは ジェフ・ベゾスのダークサイド!
作者も書いているように、ベゾスの妻はこの本について「そこまで悪い人じゃないわよ」的な発言をしている。


他の本よりもより描き込まれているのは、べゾスの「顧客第一主義」への執念。
ネット上で「何をやるか」の選択を常に検討し、そのジャンルで同業他社をよせつけず、結果的にオンリーワンとなる。

先行しているライバルを蹴落とすために、何でも手段を選ばない感じ(汗)
買収を仕掛けるのはもちろん、それに応じなければその分野の目玉商品の破壊的価格設定で追い込む!
かなりえぐい。

アマゾンのグランドビジョンを達成するため、ベゾスは動きを早めようと社員を限界まで働かせようとする。
この結果、期待されて入社してきた優秀な人材の早々の離脱がかなり多いことも記述されている。


一方で、当ブログ的には思わずニヤリとするような記述も少々。
ベゾスはスタートレック(TNG)ファンで、当初の名前はサイト名の候補はアマゾンでなく、make it so.com(館長の定番セリフ)
とか、起業の準備に出発直前にアッパーウェストの家に友達を集め、7シーズンの最終話"All Good Things"鑑賞(これは名作!)

もしかしてベゾスのキンドルへの異常とも言える執念(写真)は、劇中で頻繁に登場するPersonal Access Displey Deviceから?

個人的にキンドルは全く興味がないし、最終的にはタブレットに集約されると読んでいる。
だが仮にそう展開しても、アマゾン・ドット・コムにとっては一事業の失敗に過ぎず、全く揺るがないだろうが(笑)


最後にまとめ。
この本を手に取るのに適している人は、以下のような人。
アマゾンの歴史を知りたいから少々長くてもかまわないし、成長企業なのだから多少のダークさは当たり前、と思える人

P.S. 今日の朝日新聞書評欄でも紹介されていますね


コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )



« 前ページ 次ページ »


 
編集 編集