共同通信の「総裁選」記事

　9月12日、自由民主党の「総裁選挙」告知日です。西田昌司氏の動画の文字起こしを中断しました。

　下記一覧表は山口氏の動画からそのまま借用しますが、早くも2名の候補者が消えました。黒字で表示した野田氏と斉藤氏です。

〈　候補者の推薦人議員数の予測　〉

　　　　小林鷹之氏（ 49 才）　・・ 36名　　高市潰しのため、岸田派が支援

　　　　石破茂氏（ 67 才 )　　  ・・ 15名　　菅G・旧石破Gが支援

　　　　河野太郎氏（ 61 才 ）　・・ 16名　　麻生派が一部支援　菅Gが支援

　　　　小泉進次郎氏（ 43 才 ） ・・ 20名　 菅Gと二階派が支援

　　　　高市早苗氏（ 63 才 ）　・・ 15名　　旧安部派が支援

　　　　林芳正氏　（ 63 才 ）　・・ 23名　 岸田派が支援

　　　　茂木敏充氏（ 68 才 ）　 ・・12名

　　　　上川陽子氏（ 71 才 ）　  ・・12名  　麻生・岸田派が支援

　　　　加藤勝信氏（ 68 才 ）　 ・・12名

　　　　斎藤健氏　（ 65 才 ） 　・・  5名   　旧石破Gが支援　　石破潰しのため立候補

　　　　野田聖子氏（ 63 才）　  ・・  4名

　　　　青山繁晴氏（ 72 才 ）　  ・・  3名　　和田政宗氏が支援

　党員票では多数を獲得していても、推薦人の議員20人を集めるのが困難らしく、顔写真入りの一面トップ記事の中に、相変わらず青山繁晴氏の名前がありません。

　今日中には事実が判明するのですが、昨日の「文化人放送局」「日本のすごいニュース」のユーチューブのタイトルを紹介します。

　〈　文人放送局　〉

　　最強の二人！高市議員＆青山議員総裁選へ！

　〈　日本のすごいニュース　〉

　【臨時】青山繁晴 自民党総裁選で推薦人20人に近づいているとの発信！現状はどうなっているのか、出馬へ最後の戦い！　

 

 　西田氏の動画の文字起こしに忙しいので、上記2件はタイトルだけしか見ていませんが、これがネットの世界と大手メディアの報道の違いです。

 

　息子たちと「ねこ庭」を訪問される方々への参考に、共同通信社のトップ記事の一部を紹介します。

 

　・岸田文雄首相の後継を決める自民党総裁戦は、12日に告示される。

 

　・上川陽子外相 ( 71 ) は 11日立候補を表明、斎藤健経済産業省 ( 65 ) が出馬を断念し、9人が争う構図が固まった。

 

　・過去最多だった2008年と2012年の5人を、大きく上回った。

 

　・1回目の投票でどの候補も過半数を獲得できない可能性が高く、上位2人による決選投票にもつれこむのは必至の情勢だ。

 

　・派閥裏金事件を踏まえた対応などが、主要な争点に見込まれる。

 

　すでに青山氏の存在は計算外です。もともと議員に人気のない青山氏なので、こういう記事が出ると、推薦人20人は無理なのかもしれません。

 

　氏が代表を務める「護る会」には、8月5日時点で、衆参両院を合わせ100名の議員がいますが、和田政宗氏一人しか推薦人になっていません。告知の締め切り時間までに他の議員が現れるのかどうか、おぼつかないものがあります。

 

　「勝ち馬に乗る議員心理」をこれほど表している事例は、なかなかありません。戦後日本史の新たな1ページとして、「ねこ庭」に残したいと思います。

 

　背後にあるのは、「派閥と長老の動き」です。4面の政治欄で共同通信社が解説していますので、次回に紹介します。