4. 「伊藤貫の真剣な雑談 第4回 」 ・・アメリカ人も呆れた、属国主義で核武装議論から逃げてきた日本の保守政治家達
1. 日本の政治家と官僚による意図的・意識的な属国主義 ( 吉田茂から佐藤栄作までの日本政権 )
2. CIAによる対日工作 ( 秘密資金・賄賂の配布先 )
3. ニクソンによる、2年半に及ぶ日本(佐藤総理)への核武装提案
1.項目は同じ悪口の繰り返しなので他を省略し、2.項目の雑談を紹介します。事実を喋っていると思われますが、今回の彼も「祭りの薬売り」です。聞く人のレベルによっては、先生になるのかも知れません。
・この本を読むと、CIAの秘密資金もしくは賄賂が日本のどういうところにばら撒かれていたかが分かる。
自由民主党、社会党、当時の民社党の議員たち
大手メディア、新聞、雑誌社等
保守言論人、学者等
・1959 ( 昭和34 ) 年、岸内閣の大蔵大臣だった佐藤栄作がCIAと国務省に対し、自民党の選挙資金と政治資金をくれと言った。
・その時から、おそらく今も続いていると思うが、CIAは毎年自民党に資金を与えてきた。
・CIAのアルフレッド・ウルマーは、1950年末から1960年の初めに、自民党の資金担当として東京に駐在していた。
・自民党はCIAの秘密資金を直接受け取るだけでなく、経団連を迂回して党の政治資金を受け取った。
・自民党の派閥のボスも、CIAから個別に秘密資金受け取っていた。社会党のメンバーも同じだった。
・自主防衛反対、憲法改正反対と言いながら、社会党もCIAから資金を受け取っていた。自民党も社会党も同じ穴の狢 ( むじな ) で、アメリカの属国となった「戦後体制」を変えるつもりはなかった。
・1950年代の末、当時の社会党の有力メンバーだった西尾末広に対しCIAが大量の資金援助をし、53人の社会党の議員たちが民主社会党を作った。これはもう、CIAの立派な子会社みたいなものだった。
・有名な保守言論人がそこへ入っていき、民社党から金を貰っていた。ということは、日本の保守言論人はCIAから金をもらっていたことになる。日本の左翼も保守も、政治家も言論人も皆腐りきっていた。
・左翼も保守もそういう状況を理解した上で、互いに対立しているように大騒ぎし「お芝居」をしていた。そしてどちらも、CIAから金をもらっていた。これが日本の戦後政治だった。だから日本の自由民主党は、ハッキリ言って「国を売る売国保守」、社会党は「売国左翼」だった。
嬉しそうな顔で、得意そうに喋る彼を忌々しく思っても、CIAからの秘密資金や賄賂を受け取っている事実があり、即座に反論できません。金の受け渡しはこっそりと行われ、それだけで犯罪の匂いがし、普通の生活をしている国民には忌まわしさが先に立ちます。自由民主党の議員や保守言論人への失望と怒りの思いが湧いてきますから、彼が口を極めて罵っても、多くの保守が我慢して聞く羽目になります。
・1954 ( 昭和29 ) 駐日大使だったジョン・アリソンが、国務省に提出した報告書で、当時の日本人について述べている。
「自分の国の憲法と国防問題から逃げている日本人は、結局善悪の判断ができないのだろう。」
「何が良くて何が悪いかについて、日本人は議論しない。彼らの行動方針は、その場の状況によってどんどん変化する。」
「その場の状況に対して何が損で得かという、短期的判断だけで動いている。本来何が望ましい政策であるのかを議論する能力が、日本人にはない。」
1951年(昭和26年)のサンフランシスコ講和条約で、日本が独立して3年後の報告書です。この年の末に吉田首相が退陣し、鳩山内閣となり、自衛隊が発足しています。GHQの影響力がまだ消えず、ジャパンハンドラーたちも盛んに活動していた時です。日本にとって何が良くて、何が悪いのか、遠慮なく語れる時ではありません。現状把握のできない米国大使の意見を、そのまま嬉しそうに紹介する彼の知性を疑いたくなります。
一般国民の生活と政治家の世界は、同じ規範ではありません。彼らの生き方を同じ基準で語ろうとする方が間違っている気がします。
「CIAの金をもらってどこが悪い。くれるというからもらっているだけの話で、どう使おうと勝手ではないか。」
一人くらいそんな意見を言う自民党の政治家がいても良さそうにと、一方的な主張を聞いていると言いたくなります。軍事介入、内戦関与、クーデターの画策など、アメリカがやりたい放題をやってきた政治史を研究する人間なら、CIAの資金を貰ったからと言って、貰った政治家だけを責めるたてる学者はおそらくいないでしょう。
今回は久しぶりに、彼を誉めるおめでたい視聴者のコメントを3件紹介します。
〈 コメント1. 〉
聴いていて気持ちがいい!
自分の国を大切に思い、ご先祖様を敬愛している人間なら、彼の話を気持ちよく聞けるはずがありません。
二千年の歴史を持つ日本が、たった一人の捻くれ者の人物の寝言で弄ばれることを許してはなりません。
彼の話は嘘でなく事実ですが、解釈の仕方が間違っています。むしろ私たちが知るべきなのは、「戦争に負けると言うことの悲惨さ」だと思います。
戦勝国のやりたい放題の破壊政策の中にいて、戦後の愛国者達が懸命に戦ってきた努力の方に注目すべきと思います。
伊藤氏が散々酷評する「売国保守」と呼ばれる方達のため、私はに弁明できることがあります。
彼らが恐れたのは、自分の命と共に、米軍の内政干渉による内乱の誘発でした。米国は過激な反日・共産主義勢力を使い、日本を内乱状態にすることを企んでいました。
内乱が発生したら、皇室が巻き込まれます。伊藤が臆病者、卑怯者という「愛国保守」の人々がそれを阻止するため、多くのことを甘受したと言う事実の方を知る必要があります。
そのうちまた、これについては「ねこ庭」で取り上げますが、当分はこの「人間のクズ」のような男が撒き散らす病原菌を紹介しようと思います。
つまりこの視聴者には、祖国に対する想いが完全に欠落しているんでしょうね。
ほんの数ミリでも、「我が国」「祖国」の想いがあれば、聞いていて嫌な気持ちになる筈。
そう感じるのは、私自身が
「たとえどんな罵詈雑言で貶められても」
それでも、この国を愛している・・と言い切れるからだろうと思います