昨日の続きです。再度前回の記事を転記します。
「調査では、女性天皇には、85%が賛成の立場だった。」「女系天皇については、質問時に、」「男系と女系の違いに触れた上で、79%が賛成の意思を示した。」
記事は次のように、続いています。
「特に女性の若年層 ( 30代以下) では、女性、女系のいずれも、」「賛成は90%以上だった。」「結婚後も、女性皇族が皇室に残る、" 女性宮家 " の創設には、」「66%が賛成だった。」
記事の横に、縮小された活字で「女性・女系天皇」に関し、説明が書かれています。
「女性天皇は、単に女性である天皇で、歴史上8人存在した。」
女性天皇に関する説明は、この一行です。「単に女性である天皇」? ・・こんな言葉で、納得できた人たちが、本当にいたのでしょうか。
「一方の女系天皇は、母方の血筋のみが、天皇につながる天皇で、」「126代続くとされる、歴代天皇の中で、一人も存在しない。」「仮に天皇陛下の長女愛子様が、即位したとすると、」「父が天皇なので、" 男系の女性天皇 " となる。 」
最低限の敬意が必要でないかと、常に疑問の生じる言葉使いですが、我慢しています。文章一つとっても、共同通信社の記事は情報操作です。皇室を敬愛する国民を、それとなく「皇室軽視」へと導く、意図された文章です。
「愛子さまが、一般男子と結婚して生まれた男子が、天皇になれば、」「母の血筋だけが天皇なので、」「歴史上例のない、" 女系の男性天皇 " になる。」
こんな簡単な説明で、アンケート対象者をたぶらかしてはいけません。女系天皇、女性天皇という前に、そもそも天皇は、どういう立場におられるのかという、大事な説明が抜けています。
「126代続く歴代天皇の中で、なぜ女系天皇が一人も存在しない。」のか・・、ここにご先祖の英知と、長い苦心が秘められています。
天皇の一番のお役目は、「国の安寧と、国民の幸せを祈られる」ことです。戦後教育で育った私たちの中には、陛下のことを、「単なる金持ちの、人の良いおじさん」くらいにしか思っていない者が、多数を占めているはずです。
陛下が、神道の最高の地位におられる神官でもあることを、どれだけの国民が知っているでしょうか。現在の皇居が、全国に約8万8千社ある神社の、最上位にある社として造営されていることを、何人の国民が知っているのでしょう。
息子たちのため分かりやすく言いますと、天皇のお立場は、カトリック教の最高位にある、ローマ教皇に似ています。天皇には、代々伝わる神事があり、厳しいお勤めもあり、天皇になられる方が子々孫々、生まれた時から学ばれるものがあります。
「愛子さまが、一般男子と結婚して生まれた男子が、天皇になれば、」「母の血筋だけが天皇なので、」「歴史上例のない、" 女系の男性天皇 " になる。」
天皇のお立場や、なされていることに知識が少しでもあれば、このような記事が、共同通信社の作文だと、気づきます。共同通信社が、天皇のお立場を、ローマ教皇と同じだと説明していれば、アンケート用紙を受け取った人は、「自分が、簡単に答えられるものでない」と、理解します。
「男女同権」いう説明も、意味のない話と聞き流すのではないでしょうか。天皇家の歴史が、ローマ教皇より、600年も昔から続いていると知れば、アンケート用紙に女系賛成、女性賛成と簡単に書けなくなります。
ローマ教皇が決まるのは、「コンクラーベ」と呼ばれる、特別の選挙です。世界の枢機卿の中から、ある条件で選ばれた人物が、枢機卿団として、バチカン内にある屋敷に集合します。その人数は、60人から120人とされています。彼らの投票が、「全員一致」となった時、指名された枢機卿が教皇となるのです。
投票は、全員が一致するまで、何度も行われ、枢機卿団は屋敷内から出られず、外部との接触も禁じられます。おそらくこの選挙は、世界のカトリック教徒にとって、最も権威のある、最も神聖な行事です。
天皇の歴史より短いローマ教皇でさえ、その選出には、大変な手順と準備が費やされています。選出する人々は、みな高位の聖職者で、アンケートの回答者みたいな素人は一人もいません。
息子たちと、「ねこ庭」を訪問される方々に、私は問います。知識のない者を無作為に選び、最高の権威者である天皇を、一枚のアンケート用紙で決めようなどと考える共同通信社は、果たして常識のある会社なのでしょうか。
記事を書いた記者は愚か者ですが、それを知った上で、亡国の記事を容認した、共同通信社の幹部を許して良いのでしょうか。安倍総理と自民党の議員諸氏は、日本を愛するというのなら、共同通信社の報道が、国民の心を蝕んでいる事実に、危機感を抱かなくてなりません。
捏造記事を氾濫させていれば、日本はやがて崩壊します。「反日のマスコミを潰せ」、「取り締まれ」と、騒いでいるのではありません。私の意見は、マスコミの基本である「両論併記」を実行すべき、という提案です。
テレビと新聞は、「憲法」と「皇室」に関する報道では、異なる主張の学者、評論家の意見を並べて掲載するというルールを徹底させなくてなりません。愛国の学者や政治家、芸術家や一般人は、反日左翼に負けないくらいいます。こうした人々が意見を言える場所を、テレビと新聞に提供させれば良いのです。
今日で5回目になりますが、共同通信社の記事はまだ続きます。「武漢コロナ」による、自宅待機もまだ続きます。時間はたっぷりありますから、「ねこ庭」も続けます。
心配するのは自分の根気でなく、息子たちと、「ねこ庭」を訪問される方々の根気です。
、国の最高権威者である天皇を 一枚のアンケート用紙
で決めようなどと考える共同通信社は、やはり異常な思
考の組織だと言わざるを得ないでしょう。
拙者が決して認めてはならないと強く感じる女系天皇の
項にしましても「歴史上例のない 女系の男性天皇」の下
りが不当に強調されるている趣がありまして。我国の読者
は往々にして「歴史上初」とか「前例のない」との紹介
に引き込まれる傾向があり、そこは警戒と懸念を新た
にしなければと心得ます。
一体この通信社連中は、貴記事にもあるローマ教皇
の厳しい選挙制度や、イスラム教最高聖職者とされる
カリフ選出のあり方などを子細に研究の上、記事にし
ているのかと言えば否だと思います。
政府与党側にも一定あるのかも知れませんが、皇位
継承問題などの報道は独自視点を持たず、専門家各
位の見方を受け売っているだけの印象も付き纏います。
その方が書き手は楽ですから。
ご存知かもですが、この両者共歴史上女性が選ばれ
た事がないのですね。そうであれば、皇位継承のあり
方は、こうした各宗教の長の選ばれ方に準じたもので
ある事が厳しく求められるはずで、政府与党もその判
断に沿った説明を、強く行う必要がありましょう。
本当に、共同通信に留まらず、朝日新聞一味など左傾
メディアが皇統につき 誤った発信を繰り返して多くの
人心を蝕んでいるのは事実ですから、保守与党政治家
の各位は、もっと危機感を持って対峙して頂きたいと
拙者も強く思う所です。放置すれば、我国の固有文化
全般を危うくしかねませんから。
「皇位継承のあり方は、こうした各宗教の長の選ばれ方に準じたものである事が、厳しく求められるはずで、政府与党もその判断に沿った説明を、強く行う必要がありましょう。」
宗教の長に準じた手順を不可能にしているのが、現行憲法第21条の規定です。
政教分離の規定で、我が国は連合国からこの憲法を受け取り、承認していますため、神道は宗教でないという建前を崩せなくなっています。
自民党保守議員でも、国民に対し、陛下が最高位の神官でもあられると、公式に口に出せる人はいないはずです。
政教分離を規定した憲法無視、戦前へ回帰する右翼・軍国主義者と、マスコミや学者、評論家から、集中攻撃され、その議員は落選する可能性があります。
これが日本の現実です。お花畑の国民が多数いますから、正攻法では、反日・左翼体制は崩せません。
それで私は、いつも提案しています。
1. 国会議員の、二重国籍禁止法の制定。
2. NHK役員の、二重国籍禁止法の制定。
国民を洗脳する、反日・左翼マスコミを、まず正常に戻すことが急がれます。このために1.2.が、第一歩となります。
東大を中心とする、国立大学の憲法学者たちは、調べていただくとわかりますが、ほとんど共産党員です。
「学問の自由」「大学の自治」というスローガンのもとに、教授会が、大学の教授の採用、昇格等の人事権を占有しています。ここにメスを入れない限り、反日・左翼教授の数は減りません。逆に、保守派の教授はいつまでも部外者扱いで、マスコミに意見を発表することもできません。
安倍総理は、最初は教授会の改革に意欲を燃やしていましたが、支援する議員がなく、国民にもアピールしないため、今はどうなりましたやら・・・
HAKASEさん、先日あなたが言われたとおり、結局は、われわれ国民が、頑張るしかないのだと思います。
多くの人に、隠されている事実を、伝えていくことが、案外早道なのかもしれませんね。
これからもよろしくお願いいたします。
「女性宮家」も念頭に含めと言うことなので、政府はありとあらゆる可能性を織り交ぜて慎重に検討していくのでしょう。
そんな中、『女性自身』はこの共同通信の「世論調査」を援用した記事を上梓しました。
「女性宮家」への援護射撃のようですし、「女系天皇容認の先延ばしは皇室断絶の危機」と締めくくっています。
安倍総理が「皇室典範の改正には消極的」と叩くことも忘れていません。
https://jisin.jp/domestic/1855771/
もともと『女性自身』に「ジャーナリズム」など求めていませんが、彼らには「共同通信」と言うだけで信用度が高いようです。
「共同通信」だけで「ハロー効果」があるようですし、鵜呑みにしているようにも思えます。
そもそも一通信社が行ったにしか過ぎない調査の結果を、「世論」と言い切ってしまって良いのでしょうか。
今回の政府のヒアリング終了の報道も、コロナの陰に隠れて扱いは小さいですし、見落としてしまうでしょう。
政府の一連の動きは、「秘密裏に」進められているようです。
マスコミは「『女性宮家』は世論の合意あり」を「既成事実」化させようとしているようですし、『女性自身』はそれに乗せられてしまったと言って良いでしょう。
『女性自身』もまた、皇室には敬意を抱いていないと思います。
女性自身の発行元は、光文社です。光文社の主要株主は、講談社です。こうして辿って行きますと、いろいろなことが見えてきます。
女性自身の記事と、共同通信社の記事が、繋がっているのは、偶然ではないような気がいたします。日本の復活を警戒している国は、意外とたくさんあります。
こうした勢力は、バラバラでなく、繋がっていて、長期戦略で日本に対応していると、そう考えるのが妥当と思います。
日本人である私たちは、気付いていませんが、世界の主要国にとって、日本は「警戒すべき恐ろしい国」であるということでしょう。
日本の中にいる反日勢力は、自民と党の中の獅子身中の虫も含め、彼らと繋がっているはずです。
次回のブログで、私はその点を報告します。戦後74年間、反日・左翼の国際的連係網は、想像以上に強固です。
事実さえ明らかになれば、国民の多くは、愛国者であるに決まっています。短気を起こさず、気長に、頑張っていきましょう。