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ねこ庭の独り言

ちいさな猫庭で、風にそよぐ雑草の繰り言

女性皇族の考え「理解を」- 13 ( 木村三浩氏の経歴 )

2024-12-22 10:21:05 | 徒然の記

   経歴を紹介します。

 〈 木村三浩 ( みつひろ ) 氏 〉

  ・昭和31年東京生まれ、68才、日本の新右翼・社会活動家、民族主義者 、愛国政治団体「一水会」代表。

 竹田氏に負けない幅広い活動家で、沢山の肩書きがあります。

  ・一般社団法人世界愛国者交流協会代表理事、元統一戦線義勇軍議長、慶應大学戦没者追悼実行委員会委員

  ・比較憲法学会、三田文学会会、日本ペンクラブ会員。国際組織NASYO(非同盟諸国学生青年会議)元常任理事

  ・愛国者インターナショナル世界大会(準)実行委員、日本クルド交流連絡会顧問、世界愛国者会議 ( モスクワ、パリ、ウイーン等 )に数度にわたり出席

  ・昭和48年、群馬県で開催された日本教職員組合・定期大会抗議活動に高校の先輩と共に参加。本格的に右翼活動に目覚める。

  ・昭和53年、所属していた「日本青年社」の「尖閣列島領有決死隊」の一員として、尖閣諸島に上陸し、灯台を建設

  ・昭和56年、「反米愛国・抗ソ救国・民族自決・反権力」を掲げた新右翼「統一戦線義勇軍」結成に参画し議長就任

  ・アメリカからの独立を求める「ヤルタ・ポツダム体制打破」への活動を展開

 「ねこ庭」は、敗戦後のアメリカの関与から戦後日本史を検討していますが、氏はヤルタ・ポツダム会談から日本を眺めています。

  ・平成4年、「一水会」書記長となり4月にバクダッドを訪問、バース党との間で「反大国主義、民族自決」を原則とする議定書を交わし調印

 青山繁晴氏と西田昌司氏の動画に賛同し、千葉県の片隅で一人「草莽崛起」活動をしている「ねこ庭」と違い、木村氏の活動は本格的です。活動資金がどこから出ているのか知りませんが、同じ保守を志向していても、「ねこ庭」とは別世界の話のようです。

  ・「対米自立」という観点を堅持しつつ、国際的な視点から湾岸戦争以降のイラク、NATO空爆後のユーゴスラビアなどを訪問。

  ・そのほか、フランス、ドイツ、ロシア、リビア、シリア、マレーシアなど各国の民族主義政党・団体と交流し、民族派同士の国際連帯を構築。

  ・平成10年、バクダッドに本部のある国際組織「NASYO」(非同盟諸国学生青年会議)常任理事に就任

 左系の共産党や日弁連だけが世界で活動していると思っていましたが、右派の団体も負けずに動いていました。年金暮らしの人間には縁のない政治活動の話になりますが、日本国内ではほとんど知られていないのではないでしょうか。

 国民に知られなければ、どんな活動をしても「草莽崛起」にはなりません。負け惜しみを言う気はありませんが、マスコミが「トロイの木馬」である限り、木村氏の活動も「ねこ庭」の発信も大同小異ではないでしょうか。

 「貧者の一灯」でしかない「ねこ庭」の発信も、落胆することはないと変な勇気が湧いてきます。

  ・平成12年2月、「一水会」代表に就任

  ・平成14年、ロシア自由民主党のジリノフスキー党首が主催する「世界右翼政党会議」に参加

  ・フランス国民戦線などと共に、「愛国者インターナショナル」会議に参加。南北問題の是正とハングローバリゼーションの活動を展開

  ・平成15年3月、アメリカのイラク侵略攻撃に断固抗議。侵略直前、バクダードでの国際会議でアメリカの侵略戦争に抗議

  ・イラク攻撃の理由とされた「大量破壊兵器」保有疑惑については、一貫して「イラクは大量破壊兵器を保有していない」と攻撃前から主張

 いくら強がりを言っても、木村氏の活動に「ねこ庭」は及びません。そしていよいよこの活動が旧皇族の竹田氏と繋がります。

 息子たちと「ねこ庭」を訪問された方々に分かりやすくするため、竹田氏のプロフイールの一部を転記します。

  ・イラク戦争前の2003年(平成15年)1月、一水会代表の木村三浩らと共に「ブッシュ政権のイラクを止めさせる緊急アピール」発起人となり

  ・同会のイラク訪問団(団長・木村三浩)に、鈴木邦男、塩見孝也、平野悠、PANTA、沢口友美、雨宮処凛、大川豊らと共に参加した

 つまり竹田氏は「一水会」代表の木村氏らと共に、イラクを訪問しています。訪問の善悪を言っているのでなく、他の旧皇族の方々と氏の違いに関心を持っています。

 今ではイラク戦争は「一水会」の意見を妥当としていますが、当時は賛否両論に分かれていました。「ねこ庭」の記憶では、小泉首相はブッシュ大統領を支援していたのではないでしょうか。

 一般的に皇族の方々は政治的主張を避けられ、意見を述べる時があると婉曲に語られます。だから戦争当事者の一方に味方する行動には、簡単に参加されません。

  ・もしかすると氏は、旧皇族の方々の中で異端児なのではないだろうか。

 今回も同じ印象になりますが、まだ氏に違和感はありません。次回は、鈴木邦男氏の経歴を紹介します。

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