ブログを始めてから12年。あっという間の12年ですが、それでもやはり長い年月だったのかも知れません。
自分の住む国と、共に生きる家族、友人、知人、そしてついには日本国民と、その行く先を案ずる切なる思い、憂国の情・・・私はそういう方々のブログを読みながら、自分の生きる指針としてきました。
しかしこの12年間で、熱い思いを語ってきた人たちが、何人消えてしまわれたことか。あの人、あの人と、たくさんの言葉を交換していたのに、音信不通となった方々。
「お世話になった皆様に、主人の訃報をお伝えします。ありがとうございました。」
そんなコメントもありましたが、何のメッセージもなく、いつの間にかいなくなった方もいます。
自身の老いが、国や国民への思いを語るエネルギーを超えてしまったとき、人は静かに消えていくのでしょうか。
「公」に向けるエネルギーを、「私」の老いが超えたとき、人は静かに姿を隠していくのでしょうか。そんな人の気持ちが、なんとなく分かるような日です。