ねこ庭の独り言

ちいさな猫庭で、風にそよぐ雑草の繰り言

公と私

2021-11-30 00:31:01 | 徒然の記

 ブログを始めてから12年。あっという間の12年ですが、それでもやはり長い年月だったのかも知れません。

 自分の住む国と、共に生きる家族、友人、知人、そしてついには日本国民と、その行く先を案ずる切なる思い、憂国の情・・・私はそういう方々のブログを読みながら、自分の生きる指針としてきました。

 しかしこの12年間で、熱い思いを語ってきた人たちが、何人消えてしまわれたことか。あの人、あの人と、たくさんの言葉を交換していたのに、音信不通となった方々。

 「お世話になった皆様に、主人の訃報をお伝えします。ありがとうございました。」

 そんなコメントもありましたが、何のメッセージもなく、いつの間にかいなくなった方もいます。

 自身の老いが、国や国民への思いを語るエネルギーを超えてしまったとき、人は静かに消えていくのでしょうか。

 「公」に向けるエネルギーを、「私」の老いが超えたとき、人は静かに姿を隠していくのでしょうか。そんな人の気持ちが、なんとなく分かるような日です。

コメント (4)
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