しがない印刷屋審判員からコメント。
「川根のカット打法ですね。
ルール的には全く問題はないとの事!
自分が球審をやった時にはK技術委員よりバンドとして処理しろと指示がでた。
カット打法をやるのは、あの背の低い二人ですよね。
対戦相手や見る人によっては姑息な作戦と写るかもしれませんが、勝つために何をするのかという面に立てば、立派な作戦なのかもしれません。」
ついに、カット打法に対し、一つの見解が出てきた。
チームの歯車として、そのひとつの歯車が他の歯車とともに何としても一緒に動かなければならない。
そのためには、自分の体力、特徴を最大限に活かし、その結果カット打法となったのか・・・。
野球は、団体戦。そして、打順をいかにつなげ、得点を勝ち取るかが勝負。
私は小さい頃剣道がマイスポーツ。
その剣道で団体戦がある。
しかし、剣道の団体戦は、個々の対戦のその勝ち数の多い少ないが勝敗となる。それと比べやはり同じ団体戦でも野球は、本当にナインが一つになって戦わなければならない団体競技。
ここをどうとらえるかで、カット打法が大きく解釈が分かれるように思う。
団体戦の中の一員としての仕事をしっかり果たすことで、チームに貢献し、勝利の喜びを他の選手と分かち合うことで、一応中学野球の目的が果たされたと思うか。
それとも、SSK48氏が疑念を持つように、野球本来の投げて、打って、走ってを中学球児がのびのびと体験し、そこでの野球の楽しみと喜び、そして一方負けた悲しみをその後の野球人生に活かすのか・・・。
我々審判員、あるいは、中学生球児の父母ですらも個々の意見は数多くあるが、結局その戦略は監督の胸一つにある。
監督の指導と采配にお任せするしかない。
そしておそらく決して正解と言うものはないだろう。
ただ、私なりに一つ言えることは、監督がカット打法を選手に指導するに当たり、しっかりとカット打法の意義、そしてそれをやらせる目的、団体競技の中でのその球児の必要性などを中学生球児が理解するまで説明しなければならないと考える。
先生の指導は絶対で、球児は言われるままにやるしかないが、理解しないまま言われたことを実行することは、いつかは破たんが生じると思う。
野球をこよなく愛するSSK48氏にとって、これでいいのかと疑問を感じるかもしれないが、中学球児がじぶんの役割を理解し、チームに貢献することを喜びながら、試合に臨んでいることを願う次第である。
温故さん、しがないさん○根中学のカット打法について
熱く語っていただきありがとうございます。
ネット上を探していたら、参考にならうかと思われる
事がありましたのでコメントさせてください。
高野連ですが、昭和50年頃、兵庫県東洋大姫路高校に
前原という9番打者がいて、練習を重ねてカット打法を
身に付けたのですが、高校野球特別規則で
2ストライク後のカット打法は、バントと同じ扱いとする
事となり、戦法として利用する事ができなくなったそうです。
スリーバント失敗がアウトになる理由は、投手保護の
為です。
目的を達する為のバントは技術を必要とするが
ファールやチップなら容易にできる、それを戦術として
チームぐるみでやられたら、投手は潰れててしまう。
1903年頃、大リーグでルール化されたようです。
知らなかったです。参考になりました。