2019 イラン訪問

今回のホルムズ海峡での日本船舶の襲撃は、どう考えても安倍首相のイラン訪問に対する、威嚇。
そもそも安倍首相がイランに行った目的はどこにあるのか、よくわからない。

アメリカとイランの仲裁役として行ったなら、あまりにもお粗末、無鉄砲。
アメリカ、とりわけトランプ大統領の腹の底、イランの国民性を十分理解したうえで、仲裁役が成り立つと思っていたのか・・・。
おそらく参議院選挙を前にして、なんとか１つでも外交に功績をあげて、参院選を優位に進めたいとの思惑があるのではないかと、疑ってしまう。

でもふたを開けてみれば、アメリカとイランの関係は、訪問前よりも悪化。
かえって、原油価格も高騰し、日本のエネルギー事情にも影響を及ぼしかねないことにまで発展する。

天皇即位に際してのトランプ大統領訪日の際の首脳会談で、こんな仲裁役の約束を買って出たのか！？
しかし、外交失敗で安倍首相は立つ瀬がなくなってしまった。

内政では、悲惨な交通事故、児童虐待、働き改革など大問題が次から次へと湧き出る。
そんな折にパフォーマンスのためにちょっとイランに行くと言う事は、やはり内政を軽々しく見ているように思ってしまう。

あらためて、安倍首相からイラン訪問の目的は何だったのか、成果は、時間の無駄だったのかをしっかりと説明していただきたいものだ・・・。