温故知新No2

静岡県の牧之原市から、盆栽、野球審判、蕎麦打ち、おやじバンド、その他徒然なるままに、ブログしています。

2021 ヒメシャラの花

2021-05-30 07:00:58 | 盆栽教室
かれこれ7、8年前、伊豆の盆栽素材を販売するところからヒメシャラの苗を10本ばかり買ってきて育てていた。

買ってきた当時は、鉢に1本ずつ植えて、将来そのうちの何本かが作品になってくれればいいと思って育てていた。

だが、もともと山地に育成し、しかも箱根あたりが北限の植物、それを伊豆の山中の店からいきなり海岸部の低地に持ってきて育て始めたので、元気はない。

だからそのうち、一鉢ずつの生育より、いっそ寄せ植えで育ててみたらどうかと鉢から出して束ねて植えてみた。

何がよかったのかはわからないが、今ヒメシャラの寄せ植えが元気に育っている。
そんなヒメシャラの主木が、花芽を持った。

一般的に、植物は、咲き誇る花を楽しむ。
盆栽にとっても、花を見せるための素材、例えば梅やさつきなどの花物は、大いに花を咲かせることに楽しみを感じるが、一方、花を咲かせるということは、素材の全エネルギーを花に費やすということ。

そりゃあそうだ、次の子孫につなげるためのエネルギーを花に集中させるからだが・・・。
それゆえに、毎年のように花を咲かせる余力のエネルギーをうまくコントロールできる植物は、毎年のように花を咲かせるが、エネルギーのコントロールができない植物は、老いさらばえる前の最後のエネルギーを出して、開花し子孫を残し自分は朽ちるという種もある。

だから、いまだかつてなかったヒメシャラの開花が、これからの育成にどう影響するか、初めての経験なので不安だ。
これから毎年開花が続けられるものなら安心だが、最後の力を振り絞っての開花なら、この後朽ち果てていく・・・。

そんなヒメシャラの花だが、ヒメシャラはツバキ科、普段花を咲かす種のようだ。
なんとなく安心するが、なんで苗木から育て数年経った今頃花をつけたのかと、やはり気になる・・・。






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