昨日のニュースで、処理水の放射能残留検査の映像を見た。
途端、えっと思った!
今から処理しようとする水をバケツのようなものでくみ上げ、それを検査容器に入れ、映像はそこまでだが、おそらくそこから容器を検査機関に送り検査をするのだろう。
一般的に、これはどこでも行われる水質検査の典型。
海水浴場開設前の海水検査、河川汚濁の水質検査、おそらくこんなやり方で適否の判断をしている。
ただ・・・、今回の放射能処理水を希釈して海洋に流すことは、地元漁業関係者のみならず、国内で注目していること、それをバケツでくみ上げての検査とは・・・!?
私はてっきり、検査施設と言うものを作り、その中に処理水を溜め、そこに人の手が加えられる余地がない最新鋭の検査機器を設置して、そしてIEAなり、原子力規制委員会のお墨付きの上で科学的な数値をだれもが一目瞭然モニターで見ることができるような検査体制により、放出の是非を判断するものと思っていた。
昨夜の映像を見た人たちはどう感じたのだろうか・・・!?
世界では、特に中国系、そして韓国が処理水に過敏に反応しているが、彼らを説得する科学的説明をこの方法で行うのか!?
岸田総理のいう科学的に説明と言うことがこれなのかとかえって不安を感じる昨日のニュース映像だった・・・。