トルコとシリアで発生した大地震は、両国に甚大な被害を与えたようだ・・・。
ただ、トルコの状況は分かるが、シリアの地震被害の映像を見たことがない・・・。
あまりにも、トルコとシリアの救助、援助の差がありすぎるように思えてならない。
どうも、シリアは、政府と反政府、また、民族や宗教の違いで複雑な情勢のようだ。
とはいっても、各国や慈善団体からの緊急援助物資はプッシュ式に送り届けられているはずだ。
全世界から集まった物資は、政府、反政府、各民族の境もなく届けられるものだが、しかし、被災現地に届けられるまでには、いくつかの各勢力の関所(!?)を通らなければならないようだ。
都合よく被災地へ送り届けられたらいいが、対抗する敵陣への物資調達なら、関所でストップをかけ、あるいは自分たちの物資として略奪しているという・・・。
シリアと言う国を改めて考えたことはないが、一つの国を統治する不安定な政府が致命傷・・・。
ただ、こんな国に、さらにアメリカやロシアなどが絡み、問題を深めているのは事実・・・。
他国の混乱をいかに自国の利益に取り込もうとするアメリカとロシア、そして中国の魂胆が、垣間見える。
ただ、それの犠牲に合うのは、シリア政府ではなく、シリア国民・・・。
なんで、甚大な自然災害を被ったシリアの各組織は、人道支援のための一時的な協調路線を敷こうとしないのか、また、他国は、この尋常ではない悲惨な状況に、手を差し伸べないのか・・・。
簡単には手を差し伸べられないようにしたウクライナ侵攻を決断したロシアの態度が、全ての元凶のような気がする。
プーチン氏の強硬策は、結局失敗に終わり、後はずるずると展開する戦争になる・・・。
トルコ・シリアの大地震は、世界各国が一つになるチャンスではあるが、さすがにロシアをそのチャンスの当事者に仕立て上げることは絶対できない・・・。
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