温故知新No2

静岡県の牧之原市から、盆栽、野球審判、蕎麦打ち、おやじバンド、その他徒然なるままに、ブログしています。

2022 今週の審判(4月第2週)No2

2022-04-10 06:55:16 | 野球審判活動
今日は榛原高校の練習試合、相手は静岡農業高校。

そして、会場は普段の榛原高校のメイングラウンド培本塾ではなく、浜岡球場。

培本塾グラウンドの試合は、地元の昔からの榛原高校野球部ファンが多数足を運ぶ。

父母会とともに、榛原高校野球を応援する心強い皆さんだ。

ただ、浜岡球場ともなると、普段近所から歩いて応援に駆け付ける方々にとっては、だいぶ負担となる距離。

だから、いつも浜岡球場で練習試合をやる時は、培本塾グラウンドでの応援者ほど多くはない。

専用球場は、審判員にとってはやりやすく気兼ねなくジャッジできる。
しかし、培本塾のように、専用球場ではないグラウンドは、その会場特有のルールもあり、結構気を使う。

前回の培本塾グラウンドでの試合で、まさにそんなケースがあった。
ホームベースの上空に覆いかぶさるファウルボール対策用のネットがあり、相良高校グラウンドと同じように、そのネットに触れて落ちてきたボールの扱いが、フェアになるか、ファウルボールになるか、直接捕球してもアウトにならないとか、捕球した位置でアウトにするか、ファウルにするかを判定するなど、各グラウンドには特異のグラウンドルールがある。

先般は、1アウト、ランナーが1、2塁のケース、いわゆるインフィールドアウトの場面、高く上がった内野飛球が風にも押され、ファウルボール対策ネットぎりぎりまで押し戻され接触しそうなカーブで落ちてきた。

ここで私は、ネットに触れるかどうかを確認しながら、またネットに触れた場合はどうなるのだっけ?など考えていたが、高く上がった球は瞬く間に落ちてくる。

この時インフィールドフライのコールが遅く、ファウルになるかネットに当たるか微妙なフライを見ながら、ランナーも塁間上の中間まで来ていた。

しかし結局打球はネットにも当たらず、なおかつ野手のグローブにも触れず、フェアゾーンに落ちた。
ランナーはこの場合何もリタッチの必要がないが、ルールを理解していないと思われる選手は、慌てて元のベースに戻ろうとしてベース間でアウト、あるいはリタッチに戻ったが、訳も分からずそのまま塁を離れるなど取集がつかなくなった。

私はこの時、私のジャッジの遅さで選手が困惑したことを詫び、インフィールドフライを適正に宣告した場合各ランナーはどの位置にいたかを想定して、元のランナーを1、2塁において、2アウトから再開した。


こんなことが起きるのも変則的なグラウンドルールを持つ培本塾グラウンドならではのもの。(私の技術の未熟さを差し置いて、グラウンドのせいにしている!?)

今日は専用球場、春の少し暑いほどの好日、グラウンドルールに気を使わず、ジャッジに集中できそうだ・・・。




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