2022 同じ非公開

リニア新幹線のルート設定の大事な国交省の会議で、それまでの会議は公開していたものが大事な議論になる１０回目は非公開としていたようだ。

しかも、議事録は作成することとなっていたにもかかわらず、現在その議事録がなく、要点の記録が残るのみという。

大事なルート決定の審議を今までの公開から非公開にすること自体、その理由がわからないが、その記録すらもないことはいただけない。

ルート決定なので、だいぶ昔の話ではあるが、今になってどのような経緯でルートが決定されていったのか、またその時に、今静岡工区で問題となっている大井川の減水が議論され決定されたのかを調べることができない。

今静岡県人は、JR東海側の不誠実な対応とともに、いったいリニアのルートがすべての影響などを議論して決めたのか、なぜ地下水が溜まる南アルプスの真下にトンネルを掘ることになったのかが大きな問題として疑問を抱いている。

それを解き明かそうとしても、本来あるべき国交省の資料がないということは、ますます疑念が深まってしまう。

こういう重要な決定を密室、密談（！？）で行うのは、さすがに後に問題を残す。

くしくも、いま行われている甲子園の選抜高校野球大会で東海ブロックの聖隷クリストファー高校が、優秀な成績で勝ち上がったにもかかわらず落選した、その理由の不透明さと同じ。

選考会でどんな議論がされ、どう落選に結び付けていったのかが不明・・・。

この世の中、意思決定を非公開で行うというのは、なかなか問題を引きずる元ととなる・・・。