温故知新No2

静岡県の牧之原市から、盆栽、野球審判、蕎麦打ち、おやじバンド、その他徒然なるままに、ブログしています。

2014名古屋出張

2014-04-22 22:25:01 | 日記・エッセイ・コラム

昨日は名古屋へ出張。
仕事柄あまりない出張だが、今回は私の組織のトップに随行して名古屋にある国交省中部地方整備局へ新年度の意見交換に。
この時期、各企業、組織などは異動でメンバーが替わる。
そのために顔合わせに伺うとともに、今後の事務事業の情報提供とご支援をお願いに出向いた。
これというのもトップの人脈の厚さでこのような機会ができるというもの。
私の組織のトップは、現在の職業の前に一つ上の県レベルの議員をやっていた。
その時の県の職員に国交省からの出向職員などが大勢いて、その当時トップと久しくなっっていた国の職員が今ちょうど局長や部長になっている。
そんなご縁がある国交省職員にこちらから出かけ、地域の魅力、活性の課題、将来の展望などを説明し、国の制度で対応できるものがあれば、ご支援いただきたいとお願いする。
それにしても、以前は考えられない国交省との意見交換会、なおかつ夜の懇親会。
ちょうど夜の懇親会席で私の正面にいた人は、昨年度まで沼津河川事務所にいたようで、最近終了した狩野川の改修工事に携わったようだ。
その話の中で、以前は河川の改修工事といえば安全安心のため、とにかく丈夫で耐久性がある構造を優先に工事に取り掛かった。
ところが今では、単に道を、川を、橋梁を整備するだけでなく、その地区、地域の活性をあるいは経済効果を考慮しながらの整備の進め方が大きなウェートを占めているようだ。
この狩野川の改修も、護岸整備に当たって、地元要望の川べりの活用を工夫し、オープンカフェができるよう、平らなスペースを多くこしらえた。
一昔前なら、危険性、占用許可などと川岸の経済利用など法律的に許されなかったものだが、今はそのあたりは緩和し、一定の条件で、カフェや露店などが出展できるまでになった。
正に狩野川の花火大会では、護岸をフル利用して、観客席などが設けられた。
そんなこともあり、国も事業を行うに当たっては、単に設計積算よりも地元からの情報収集、意見交換、合意形成が重要となり、その意味で今までにも増して地元との交流、懇親を積極的に行うようになった。
今までは、中央集権のシステムで、何か制度が変わるようなことがあれば、国が県、市町に出向いて説明会などを開き、上意下達方式で全国均一の行政運営を進めてきた。
しかし、今では国が、県が懇切丁寧に市町を集め制度説明会などは行われなくなった。
市町は、それゆえ自らが動き、県と、国と直接折衝して有益な情報を収集する。
国も地域に密着した事業を執行するため、惜しみなく情報を提供する。
こんな流れが今回の国交省との懇親の席につながっているのかもしれない。
それにしても、先週まで国交省大臣に付き添い中部管内の行政視察に同行していた中部地方整備局長と膝を交えて直接意見交換ができるなんで、恐れ多いことであるが、これも酒の席での許されること。
ちょうど同い年ということで、話が盛り上がった。
名古屋で飲んで、午後9時のこだまで掛川に、その後車で帰って11時過ぎには帰宅。
我々田舎に暮らすものにとっては異質な生活パターンだが、都会に勤務する方々にとっては、これが毎日の生活パターンなのか・・・。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする