審判部の川根と榛南の楽しかった様子は前回までであったが、実はどうしてもこのブログで報告しなければならないことがあったので、二つ追加をさせていただく。
一つ目は、こだわるわけではないが、あの誤審Youtubeの映像。
いろいろ皆さん注目してくれていて、だからなおさらあのような映像が投稿されることが不思議に思っている。
あらためて私の誤審大ファウルの映像を見ようとしたら、その横にあるその他のアップされている映像のタイトルを見ると、けっこう浜松湖南高校の数種類の映像が、しっかりと投稿されていることが分かる。
ということは、浜松湖南高校のファンによる浜松湖南高校のいい場面場面の映像が、多数投稿されているということだ。
そうなると、もしかすればと気をつけてみていると、やはりあった。
実は、私は浜松湖南高校の第2回戦目の球審を担当していたのだ。
その映像が、最後の勝利後の浜松湖南高校の校歌として、アップされている。
もちろんそこにあの誤審(!?)の私が、再び球審として映っているのである。
この日の相手チームはプロも注目する左ピッチャーを擁する富士宮北高校。
前評判なら富士宮北が勝ちそうだったが、第1回戦で夏初勝利した浜松湖東の勢いが勝り、浜松湖南高校の勝利。
ということで、浜松湖南高校の連続勝利に貢献!?いやいや付き合ってきた審判員である。
そんな良縁の(!?)審判委員のジャッジを誤審と疑問視する映像を他の栄光の浜松湖東高校の勝利の映像とともに流すとは・・・!!??
せっかくの輝かしい映像と浜松湖東高校野球部の純粋に甲子園を目指す精神が、私の誤審映像でかすまないか、かえってこちらが心配してしまう。
一応夏の高校野球審判委員として、少なくとも大会前には日ごろの生活態度から気を使い、万全の体力と精神で審判に臨む一審判員である。
しかし、そんな苦労も知らず、憶測で簡単に中傷の映像が流れるこの時代が、少し疎ましく思ってくる。
もちろん、何百、何千と繰り広げられる全国での大会の中には、誤審、ハプニングはあって、それが大事な試合の勝敗に影響するものもあるかもしれない。
そんな誤審は、もちろん何度でも放映して、その当該審判の猛省を促すのも、これはこれで影響を受けた関係者の正当な行動かもしれない。
しかし、気持ちを述べれば、こんな好ジャッジ、好ジェスチャーがあったなどの映像が、Youtubeに豊富に投稿されるような時代になりたい。
投稿した関係者は、浜松湖南高校の快進撃を誇らかに好場面をしっかりと編集して投稿している。
これはこれで、大いに発信すべきである。
今年の浜松湖南高校の快進撃は、私もその2試合に関わらせていただき、本物の実力と高く評価していた。
また私自身の夏最後の審判ジャッジの記念すべき年のいい思い出として、この連戦の結末を懐に温めていようとしていた。
今回の川根支部との合同新年会での各審判員の熱く語る姿をみて、審判員としての誇りと、正確なジャッジへのたゆまない努力というものを感じた。
誤審は、あってはならない。いや、誤審という言葉自体が死語とならなければならない。
そうはいっても、審判は人間が行うこと。
また、それを評価するのも人間。
うまくできて当たり前。失敗するとマイナスの減点評価の審判稼業。
審判員のジャッジは、格好の中傷の材料になるだけであって、決してほめられることはないのだろうか・・・!!??
昨年の私の引退大会の思い出として、湖南高校の快進撃は、いつまでもいい思い出として心に留めておきたい。
また、昨年の勢いがまた今年も見せてくれるのか、浜松湖南高校の今後の活躍が、楽しみとも思っている。
それにしても、ここまで思いを巡らせるきっかけとなった今回の映像を教えていただいた方に感謝である。
つづく・・・。