台風が迫っている折、四十九日が今日行われる。
少し気ぜわしく、台風に足踏みしていていただきたいものである。
四十九日とは大変重要な儀式のようだ。
いままで逝去した後しばらくはこの世にいた故人が、いよいよあの世に行くにあたり、来世の行き先が決まる日のようである。
そして、四十九日になるまでは、残った者は、故人が成仏して極楽浄土に行けるよう、一心不乱にお祈りする時期であったようだ。
そんな大事な時期とは知らず、毎日線香をあげ、手を合わせるぐらいしかしてこなかった。
大丈夫だろうか・・・。
故人の生前の功徳をしっかりと評価していただければ、きっと親父は冥土で幸福に過ごすことだろう。
この後の法要で、最後の最後、心をこめて、お祈りしなければ。
法要が終わった後、台風が通過する。
台風一過、雨降って地固まる。一つの区切りとしては、この台風もちょうどいいかもしれない。
ただし、災害はおきないでほしい。