新茶を送った大学の友人から、昨日三陸釜石の珍味が送られてきた。
冷凍の状態で、そのままで食べることはできない。
酒の肴にとのことで、楽しみに冷凍の品を解凍しようとして冷蔵庫に入れておいた。
そしたら・・・、いつの間にか封が開けられ、隅の方とアワビの一切れが、明らかに食べられていた。
覚悟はしていたが、こうも早く手をつけられるとは・・・。
その張本人は、冷蔵庫を開ける技術は持たない「Rick」と「もも」ではない。
娘は、今日は朝早く出て、帰りは私たちよりも遅い。
ということは、昼間職場から昼食を食べに家に帰る女房のみが唯一冷蔵庫を開けられる・・・。
かろうじて、夕方帰宅後、おいしかったよと、自主申告(!?)してくれたのが、せめてもの救い・・・。
家族での晩飯、私は晩酌をしながら珍味を味わったが、さすがにおいしい。
娘も女房も、炊きたてのご飯の上に乗せ、結構食べていた。
これでは味わってというより、ガッツりという感じである。
製造元のHPを見ると、おいしくないわけはないというほどの地元新鮮素材をふんだんに使った逸品。
この震災でだいぶ被害はあったものの、何とか素材の被害は免れ、営業を続けているようだ。
大変な状況の中で、店の看板商品を何とか売り続けたいという信念が、ふつふつと伝わってくる。
また、そんな東北の応援をこんな形であらわしている友人の深慮に、感服する次第である。
ありがとうございました。
製造元の商品紹介コメント。
「食材の宝庫と言われる三陸で、豊富な魚介類の中から上質のものを選り抜き、素材の味を生かして調理された三陸海宝漬。 三陸の幸 を知り尽くした料理人が作る老舗料理店のオリジナルです。 柔らかく煮上げたあわび、獲れたてのいくら、若芽のうちに刈り採っためかぶ、口の中で はじけるシシャモの卵を秘伝の調味液に漬け込んでいます。 それぞれの歯ごたえや旨味がそのまま生きて いて、三陸の潮騒が聞こえてきそうな深い味わいです。(中村家)」