温故知新No2

静岡県の牧之原市から、盆栽、野球審判、蕎麦打ち、おやじバンド、その他徒然なるままに、ブログしています。

盆栽教室No19

2007-02-19 21:52:47 | 盆栽教室

盆栽移し替えNo2

以前、静岡市のグランシップで開かれた小盆栽展で購入していたケヤキの苗を今回植え替えた。これは、まだ若い小さい苗ながら、枝の数、伸び方は結構理想的なものであり、講師もこれなら購入しても言いといっていただいたものである。

しかし、いざ実際に常滑で購入してきた、このケヤキのための鉢に移し替えようと元の鉢から出して根元をみたら、講師いわく、「素人向けに、根には手をかけずに単に育てたものだ」ということであった。

講師は、ある程度予想が付いていたようだ。しかし私の気に入り方を見て、購入を認めたようだ。
そのケヤキの根張りであるが、素人の私の目からも、根の状態は、直根は一度切って植え替えたようだが、まだその残りが太く長く育成し、本来重要な毛根が少ないものであった。

P1010033_10 (写真:植替え後のケヤキ)
今回講師から提供されたカエデの根と比べると、一目瞭然。
カエデは、細かい根が四方に伸び、隙間がない状態であった。
しかし、ケヤキはそうではなかった。幹の下にまだ幹が続くといった感じで主根があり、また、そこから出る毛根も、まばらといった感じである。
それでも、講師は、他の植替えと同様、丁寧に根を切り、将来幹の一部にしようと、根の上部を外に出し、浅植えにより、体裁を整えた。P1010036_5
講師いわく、今後大事に育てても、7、80点の出来にしかならない、ようだ。
それでも、常滑で買ってきた鉢に移し替えれば、結構本格的な小盆栽の体裁である。
今の私には貴重な盆栽作品の一員である。

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盆栽教室No18

2007-02-19 07:11:04 | 盆栽教室

盆栽移し替えNo1


予定通り、今年最初の教材が講師から渡され、早速鉢に移し替えた。

3年かかって育てたカエデ。挿し木からこまめに手入れして講師がここまで育てあげた。

私たち新生徒は、4人。カエデの鉢を2つ余分に持ってきてきただいたが、新生徒は、すべてがよく見える。

したがって。いつもながら、講師が持ってきた教材を、ジャンケンで選ぶ。

やはり、見た目格好のいいもの、将来、大成するのかと思えるものなど、初心者は、思惑が広がる。

今回のじゃんけんでは、私が一番であった。したがって、私が一番気に入ったカエデの苗を先にとる。

しかし、実は、形ががいいからといいいて、いい作品になるとは限らない。

それは、根の発育状態で大きな違いがあるからだ。P1010032_18 

(写真:今年最初の教材「カエデ」。常滑で買ってきた鉢に植え替え後。土の上には、乾燥を避けるため、水苔を置く。)

つまり、どんなに幹から枝まで立派に見える盆栽でも、根が四方八方に広がり、根元の幹が太く力強くなければならない。

いわゆる根張り、というものである。

したがって、今回のカエデの苗を一番にひいたからといって、その根が盆栽の理想どおりになっているかどうかは、苗を鉢から出し、根元の土を払ってからでなければわからない。

これは、講師でも分からなく、いわば賭けである。
でも、講師の育てたカエデの苗はどれも、根は四方に張り、将来しっかりとした根張りになる可能性のあるものであった。

この根張りの大切さ、その手入れの大事さは、今回わたしが以前購入しておいたケヤキの植え替えで実感することになった。

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