印象に残った審判No12
「中体連県大会2回戦」
平成18年7月30日(日)
球場:清水庵原球場
(第1試合)
対戦(得点):東海大翔洋中学(2)対 福田中学(0)
試合時間:2時間10分
天気:曇り
担当:2塁
特記事項:蒸し暑い。清水庵原球場初審判。
(第2試合)
対戦(得点):対馬中学((5)対 竜爪中学(静岡市)(0)
試合時間:2時間00分
天候:曇り
担当:3塁
特記事項:蒸し暑い。3塁後方フライ追い方悪い。ライン際でレフトキャッチの時にはラインをまたいでない。
本、3塁間ランダウンプレイ。背中タッチが見えなく球審がジャッジ。ただし、位置としては、3塁に近く守備範囲。
◇◇◇◇◇
中学生の元気いっぱいのゲームも印象に残るが、この大会は、初めての審判となった清水庵原球場の施設の良さ、大きさが印象に残る。
2005年7月竣工の静岡市営の球場。両翼100m、センター122mは、県下最大級である。
その時の印象は、以前コメントした。
「さすが庵原球場は、現在静岡県内では、グラウンドの広さが一番広いというだけあって、いつもの審判位置から外野を見れば、まだ奥に広がる、といった感じであった。」
グラウンド内もさることながら、審判の控え室や着替え室の広さ、設備の充実は、最新球場だけあって各球場の長所を考慮しているように感じた。
ただし、グラウンド内の蒸し暑さには少しまいった。
7月30日のどんよりとした蒸し暑い日であった。しかし、大抵の球場は、グラウンド内に少しは風が吹き込むものである。
しかし、この球場は違った。球場の大きさに比例し、スタンドも高くグラウンドをすり鉢のように囲んでいる。
したがって、風がスタンドにさえぎられ、グラウンドに下りてこない(?)といった感じである。
また、ある審判員から聞いた話では、風がある時は、ホームベース上とバックスクリーン方面の風は、方向が違うとも聞いた。
実際経験したことがないので、定かでないが、大きな球場ゆえの特異な環境かもしれない。
そんな初球場、大規模球場を言い訳にするつもりはなく、いつもながらの私の未熟さだが、第2試合目の3塁後方フライの追い方が、悪く、レフトがしっかりキャッチしてくれたから良かったものの、もし落球でもしていれば、ファウル、フェアの判定ができないケースがあった。
通常、審判講習会では、この場合、3塁手、ショートの追い方を見て、先に両者をやり過ごし、後から打球を追うものである。
また、打球がファウルラインに近ければ、ファウルラインをまたぎ、静止してジャッジすることとなっている。
しかし、私はこの時、3塁手をやり過ごしたまではいいが、結局捕球に向かった3塁手は、途中で打球を見失い、立ち止まったのである。
したがって、3塁手の動きに気をとられ、私は、それから先に進めなく、レフトが捕球体勢に入ったときはレフトと私の間に3塁手がいる状態であった。
したがって、捕球の確認は、3塁手に遮られていたため、とっさに身を横にずらし、なんとかグラブを見ることができた。
しかも、この時ファウルラインは、またいではいなかった。
捕球位置はほぼファウルライン上。もしレフトが落球していれば、グラブに当たった打球の位置がファウルライン上かどうかが判定できない状況であった。
もしかしたら、3塁手も、慣れない球場で普段の動きができなかったのかもしれない。
いづれにしても、何事もなくキャッチアウトでチェンジであった。