オチャサイズのブログ

お茶の効能を運動に取り入れたエクササイズです。

「笠舞の大清水」

2009年02月15日 | 水紀行
前回に引き続き、「水」のお話しです。



「金沢の水」 というペットボトルの水を見た事がありますか・・・?
想像からして、金沢の山中で湧いた「天然水」だと思うでしょ・・・ 実は違うんです。
この「金沢の水」は普通?の 水道水 なんです。

「金沢の水」は、金沢市企業局が企画した、犀川の清浄な原水を母に持つ「末浄水場」で生まれた、美味しい「水道水」です。
末浄水場は、昭和5年に通水を開始し昭和60年には「近代水道・百選」に認定された浄水場で、今も金沢人の水の台所として活躍しています。

その「金沢の水」ですが、何もペットボトルの水だけではありません。
市内にも数多くの湧水があるのをご存知でしたか?

今日は「金沢の水」と言うことで、笠舞町にある「大清水」(おおしょうず)を紹介してみようと思います。



場所は「笠舞」というだけに、市内の中心部に近い住宅地の中にあります。
写真でも解るように、細い路地を抜けなければならないうえ、標識も全く無いので初めて行かれる方は迷われる可能性大です。



これが「笠舞の大清水」です。
石垣で囲まれた10畳ほどの広さで、水深も15cmほどでしょうか・・・
奥の岩の隙間から音もなく水が湧き、そのまま小川となって流れています。

この「笠舞の大清水」は口に含むと冷気が鼻に抜ける(かかる)ことから別名「なはかけ清水」と呼ばれているそうです。
とはいえ、現在は飲用には適さず、30名近くの方が、ここの使用権利金を払って、野菜を洗ったり洗濯をしたりと生活に利用しているようです。
(使っている所を、今まで一度も見た事はありません)



そこは水面に春の陽が当たり、水と共に穏やかな時間が流れていました。

【おまけ】・・・ペットボトルの「金沢の水」は、いたって普通での水でした。
そして、それを造っている水道局(企業局)は、実は「父」の仕事場なんですよ。

父は昔から金沢市の水に携わる仕事を長年していました。
自分が滝や水に惹かれるのも「DNA」かもしれませんね・・・(キモト)

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