毎月一日の日に、白山比神社に 一日詣り に訪れているので、白山の山頂にある奥宮に行けるのを楽しみに待っているのですが、
今年は雪解けが早いと聞いたので、夏まで待ち切れず登拝に出かけてきました。
登拝 とは、山そのものが御神体となっている場所へ
信仰心を持って謙虚に登ること を言います。
初夏の当出合(登山口)には雪は無く、新緑に満ち溢れていました。
キモチーィ
・・・ところが。
雪が少ないとは言え、まだ6月初旬・・・ 別当覗(標高1750M)付近から残雪が現れ登山道を覆い始めました。
去年 転びまくったのを思い出すなぁ・・・
ってことは、今回もトレランシューズで来ました。
1Mほど積もっているでしょうかね・・・ カチカチに凍った雪の上を慎重に歩を進めます。
ちょっと気を緩めると、あっ!と言う間にスッテンコロリン。
本来の登山道がハッキリと解らないまま、単純に上を目指して登ってきましたが、ココに来て一気に雪の量が増えました。
うひゃー ツルツルで氷の坂です。 ちゃんと登れるのか心配になってきたゾ。
甚之助小屋に向かう付近もこの通り・・・ まるでスキー場ですね。
早朝なんで雪がバリバリツルツル。
去年も思ったけど、雪道を歩くことに慣れているはずなんだけど都会人みたいに滑って上手く歩けない。
こんな急登は靴底にローラーが付いてるんじゃない? って思えるほど辛い・・・
振り返って見るとこんな感じ!
夏の登山道は甚之助小屋を経由するルートですが、この時期は積雪があるのでそのまま直登できます。
まさにこの時期しか歩けない道ですね。
十二曲付近をトラバースする時は再三の注意が必要です。
さすがにアイゼン(雪の上を歩く際に滑り止めとして靴底に装着する金属製の爪) を着ける人が多かったなぁ・・・
滑り落ちると簡単には止まんないだろうから慎重に慎重に。(ヒヨコ歩きです)
なんとか弥陀ヶ原に到着しましたが、ここも一面銀世界。
目の前には御前峰が聳え、夏では見れない光景にちょっと感動しています。
雪山もイイもんだ!
出発して2時間40分で室堂に到着。(雪があったのでこんなもんかぁ)
山開き前で小屋は静まり返っていましたが、ちょっと休憩して山頂を目指します。
上は雪は無さそうなので一安心。
9時16分、今年初 2702Mの御前峰の山頂に来ました。(イェーイ)
頂きの風はまだ冷たいけど、ここに来れた思いで体はいつまでも暖かかった・・・
今年も来れたことに感謝感謝です。
この後、大汝峰方面に向かう予定でしたが、雪が多そうなので断念!
山頂でしっかりとお祈りして今日は下山します。
今年はあと何回来れるかな? と考えながら、あのツルツルの斜面を
転びながら チビチビと下りました。
靴は当然ビショ濡れです。
6月初頭の白山登拝・・・ 夏では見られない景色や登れないルートがあったりして、いつもよりも楽しく? 登ることができましたが、
安全に登るならアイゼンが必要かもしれません。
最後に
日本の名峰絶景探訪 の名セリフから・・・ 「いいもんだろう日本。 陽いずる国の美しさをもっと見せようじゃないか」