今年は、霊峰白山の3つの神社に登拝することを決め 残るは一つ「別山」です。
天気のイイこの日、寒さが本格的になる前に行く事を決めました。
ルートは「市ノ瀬」からチブリ尾根で向かうルートもあるようですが、展望が良くないのと白山(御前峰)を間近に感じたかったので、
砂防新道から「南竜ヶ馬場」を経て向かいます。
午前6時、砂防新道のスタート地点に架かる橋には霜が降りてました。
登山道も整備され比較的 楽だと言われている砂防新道ですが、登ってすぐにある石段は呼吸も体も慣れてなくて結構シンドイ。
「南竜分岐点」ここで砂防新道とはお別れ・・・ 右折して南竜山荘を目指します。
気温も調度イイのでペースも順調です。
このコースは登りは少なく なだらかな斜面に沿って進みます。
途中にロープが張ってある箇所もあるので慎重に・・・
朝陽を浴びながら、右手に「別山」を見ながら進みます。
いつ見てもキレイな山だなぁ・・・ と思う反面、「あそこまで登るのか」と考えると少しゾッとしますね。
「油坂頭」 南竜山荘から「別山」に向かう最初の登り坂。
中腹に見えるジグザグの登山道は案外目立って、御前峰の山頂からも見ることができます。
いつ登ってもそうですが、小学生の頃に父親と「白山」に登って見た このジグザグの道が子供のころからずっと記憶に残っているんですよね・・・ 何故か気になって。
今回は35年ぶりにその全貌が明らかになるので、このルートを選んだ理由の一つです。
「別当出会」を出発して2時間ほどで南竜山荘に到着。 いいペースで来ているので、ここで少し休憩です。
この山小屋は設備もしっかりして、トイレも水洗なので女性の登山者も安心して利用できると思います。
南竜山荘を後にして、ここからは いよいよ未知の世界です。(ワクワク・ドキドキ?)
湿地帯かなぁ? この時期は枯れていましたが、置かれた板の上をゆっくりと進みます。
登山道は一度下って赤谷の沢に向かいます。
あの「油坂」を下ってから登るとは思ってもいませんでした。(キツそう)
さぁ、念願だった「油坂」に挑戦です。
思ってた以上に岩があって歩き難い・・・ しかも急!
笹がお生い茂った道をこんな感じにジグザグに進みます。
上から見てたのはここだったんだぁ と、ちょっと感動してみる。
振り返って見ると、白山(御前峰)の勇姿を拝むことができます。
やっぱ、雄大な山です。 そこに居ると、こうやって山全体を見渡すことって出来ないですからね。
そして、ここは最後の直線急登です。 6枚目の写真を見てもわかるように急斜面を一気に登っていきます。
前半戦やはり、ここが一番キツかった。
「油坂」を登りきると、一気に展望が開け左手には北アルプスが一望できます。
「おおっ!」 思わず声をあげちゃった。
それにしても「別山」は まだ遥先だなぁ・・・
ここからは、この稜線を辿って「別山」に向かいますが、これがまたスリリングな道中だったわけですよ・・・(つづく)