オチャサイズのブログ

お茶の効能を運動に取り入れたエクササイズです。

第10回 厳選・源泉温泉 西那須温泉「大鷹の湯」後編

2009年02月21日 | 厳選・源泉温泉

「五つ星源泉宿」・・・ 栃木県西那須にある「大鷹の湯」の「続編」です。・・・



「大鷹の湯」は8000坪の敷地内に数多くの湯船が存在します。・・・その一つに「鷹見の湯」と呼ばれる展望風呂があります。
「鷹見の湯」には、施設内から渡り廊下を通って裏山(高台)に向かいます。・・・



これが「鷹見の湯」です。・・・湯面に朝陽が当たり鏡面のように輝いて綺麗ですね・・・
写真の「長方形」の湯船の他に「六角形」の湯船もあり、男女で入れ替わります。
それにしても、宿泊者の方にもあまり知られてないのか、いつ来ても貸切で温泉を独り占めできて幸せです。・・・
「お湯」については、前回に紹介したので、今回は控えますが、言葉で表現するのが難しいほど「いいお湯」です。



もちもん「飲泉」も可能です。・・・
「飲泉」は「いい温泉」を見分けるのに重要なポイントです。
「お湯が飲める」ということは、湯が新鮮で、循環・塩素消毒をしていない可能性が高いという証拠になります。(加水はわかりませんが・・・)
中には成分的に不可という場合がありますが、ほとんどの本物「源泉かけ流し」の温泉は「飲泉」が可能です。 天然温泉○○○○と書かれた巨大な温泉施設でもコップを見かけることは、ほとんど無いいでしょ・・・

もう一つ温泉を見分けるポイントとして、「成分分析表」というものがあります。・・・名前の通り温泉の成分を数値で表したもので、よく脱衣場の壁で目にします。
数年前に長野県の某有名温泉で、入浴剤を混入した温泉偽造事件があったのを覚えてますか・・・? その事件以来、温泉成分の明記の他に、循環・加水・加熱の有無、消毒方法の記述を義務つけられている所もあり、温泉の判断基準になります。

しかし、ここに大きな「落とし穴」があるのです。・・・
この温泉の成分表は、ほとんどが「源泉」の成分を表示であって、湯船の湯の成分でないということです。・・・
ですから、加水や加熱、ましてや循環消毒をしていると、必ずしも成分表通りの温泉に浸かってないことになり、温泉成分表が目安にしかならなくなります。・・・
いかに「源泉かけ流し」が大切かわかりますよね・・・



「源泉かけ流し」の重要性が少しは解ってもらえたところで、ここ「大鷹の湯」では源泉の鮮度を保つために「熱交換装置」を用いています。
高温の源泉配管の外側を水で冷やして適温にし湯船に注ぐという仕組みです。

・・・なぜ、そこまで手間をかけて「源泉」を守るのか・・・?
その答えは看板の中に書いてあります。・・・「パワーをおとす事なく・・・」 

ある温泉番組で、ここ「大鷹の湯」の源泉に加水したらどうなるか・・・? という実験をしていました。・・・その結果、マイナスイオンが180万個(1cc中)存在する源泉に10%の水を加えるだけで、なんとマイナスイオンが、ほとんど消滅してしまいました。・・・ (ちなみに10%では、約60℃のお湯は適温にはなりません) 
いくら、力のある源泉でも熱いからといって加水すると、その魅力がほとんど無くなってしまうほど、温泉はデリケートなものです。・・・



こちらが、「大鷹の湯」の源泉口です。
「五つ星源泉宿」の条件の一つに、宿に自家源泉を持っている事が条件になります。bそのお湯に人が手を加えることなく、そのまま湯船に注がれています。(その時、1年を通して適温でないといけません・・・)


【露天風呂】

マイナスイオンは、リラックス効果で知られていますが、最近の研究で「癌」の進行を遅らせる効果があるという実験報告がありました。・・・
「温泉で癌が治る・体に良い」・・・と評判の温泉は日本各地に多数存在します。・・・
正確な根拠はこれからの研究で明らかになって行く事を願っていますが、それらの温泉には共通する点は、ラジウム(放射線)「第9回の厳選・源泉温泉の湯川温泉」と高い数値のマイナスイオンが計測されているのは、単なる偶然でしょうかね・・・? そうやって考えること自体が「温泉のロマン」なのです。・・・

源泉が高温だと加水し、低温なら加熱して・・量が足りない(もったいない)からといって循環して・・・それでは「源泉」の急激な劣化をもたらしてしまうのです。・・・理由はわかりません・・・しかし、きっとこうです。・・・某温泉番組の言葉を借りて・・・大地の恵を人の手でいらうな・・・(キモト)

【PS】・・・温泉は、人それぞれの楽しみ方があります。・・・人里離れた秘湯で心を癒すのが好きな方や、巨大な温泉施設での心のこもったサービスや豪華な料理を楽しむのを好きな方もいます。・・・それらが、決して悪いわけではありません。・・・





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