写真エッセイ&工房「木馬」

日々の身近な出来事や想いを短いエッセイにのせて、 瀬戸内の岩国から…… 
  茅野 友

テレビドアホン

2007年09月27日 | 生活・ニュース
 活発に出て歩く奥さんと違って、私は家にいる時間が長い。となると電話と来客の対応は私がやることの方が多い。

 来客といっても色々な人がいる。親戚・友人・知人・近隣・集金・宅配・押し売り・勧誘・時に聞き込みなどである。

 平日の昼間は旦那が留守の奥様方を狙ってか、押し売りや勧誘が結構訪れる。インターホンが鳴るとハートリーが大きな声で鳴くので、誰が来たのかが聞き取りにくい。

 玄関に出てドアを開ける。その時、押し売りや何かの勧誘など、我が家に必要でない来客の場合には、時間を割いて断りの押し問答をしなければいけない羽目となる。

 そんなことが煩わしくて一計を巡らし、ホームセンターに走った。来客を「ピンポーン」という音と声だけで知らせるものではなく、顔や姿が読み取れるテレビドアホンを買って帰った。

 取り付けは簡単だ。従来の配線がそのまま流用できた。玄関とダイニングルームにそれぞれカメラ付きの子機とモニター付きの親機をネジで取り付けた。

 電源を入れて、ダイニングルームでボタンを押すと、玄関の外側がはっきりとカラーでモニターに映し出される。これなら押し売りも勧誘も、椅子に座ったままで撃退できそうだ。

 使用を開始してから1ヶ月が経った。来客があったとき、誰が来たのかが分かって出て行くのは、心の準備が出来るので大変よい。

 1度、宗教本を販売しにきたが、モニターを見ながら事務的にお断りをした。余分な話をすることも聞くこともなくて、双方にとって合理的でもある。

 かなり前から、マンションにはみんなこのテレビドアホンが設置されているが、我が家もやっとこれが付き、時間の節約にも防犯という意味でも良くなった。

 しかし、節約できた時間の使い道がこれといって特にないことが、今の私のホンに小さな悩みである。
(写真は、取り付けて便利になった「テレビドアホン」)